娑とは、梵語の音訳字などの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、女部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 娑 | |
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読み | 音読み | サ シャ |
訓読み | ||
部首 | 女部 | |
画数 | 総画数 | 10画 |
部首内画数 | 女部7画 | |
JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
漢字検定 | 漢検1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『娑』の字には少なくとも、娑・ 娑の2種の読み方が存在する。
意味
梵語の音訳字
熟語
娑婆【しゃば】
[梵]saha(サハー)
[仏]この世、人間界。内には煩悩を、外には寒暑風雨などの苦悩を、忍受しなければならない国土のこと。六道の者の雑居するところ。
娑羅林【さらりん】
[仏]釈迦が入滅した土地の名前。さらそうじゅ(沙羅双樹、沙羅雙樹、娑羅双樹)。
沙羅樹(ジュ)の林。
沙羅/娑羅【さら】
[梵]sala(堅固、高遠)
[植]さらじゅ(サラジュ、沙羅樹、娑羅樹)[仏]さらそうじゅ(沙羅双樹、沙羅雙樹、娑羅双樹)
。
沙羅/娑羅【しゃら】
さら(沙羅、娑羅)
[植]なつつばき(ナツツバキ、夏椿)
。
沙羅樹/娑羅樹【しゃらじゅ】
さら(沙羅、娑羅)
[植]なつつばき(ナツツバキ、夏椿)
。
文字コード
「娑」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5A11 |
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JISX0213 | 1-53-16 |
戸籍統一文字番号 2 | 071930 |
住基ネット統一文字 | J+5A11 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 1880 |
新大字典4 | 講談社 | 3172 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 2338 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 6294 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 2288 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「娑」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「娑」についての総括
- 娑の画数 :10画
- 娑の部首 : 女
- 娑の読み方:シャ・サ
- 娑の意味 :梵語の音訳字
以上で「娑」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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