「婢」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、女性が自分を卑下していう語/はしため/召使いの女性などの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、女部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

漢字「婢」
字体
読み 音読み
訓読み はしため
部首 女部
画数 総画数 11画
部首内画数 女部8画
JIS漢字水準 JIS第2水準
漢字検定 漢検1級

書き方・読み方

書き方

婢_書き方
婢の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、はしための3種の読み方が存在する。

意味

女性が自分を卑下していう語/はしため/召使いの女性

熟語

奴婢【ぬひ】

[Romaji]nuhi、[中国語]nubi(奴婢)、[英語]slavesandmaids

[歴]律令制下の五色の賤の最下層。
官有の公奴婢(クヌヒ)と民有の私奴婢の別があった。ごしきのせん(五色の賤、五色の賎)、くぬひ(公奴婢)、こんりょう(今良)。

奴婢【のび】

[朝鮮語]nopi

[歴]せんみん(賎民、賤民)

公奴婢【くぬひ】

[歴]律令制における五色の賤(五種の賤民)の一つ。
官有の賤民で、私奴婢(シヌヒ)(個人所有の奴婢)とともに最下層の身分。
大化の改新以前に朝廷所有の奴婢であったもの、私奴婢を官が買い上げたもの、または重罪人やその縁者として身柄を没収したもの。

端女/婢【はしため】

[歴]召使いの女。下女。雑役に使われる身分の低い女中。

女の子奴/婢【めのこやつこ】

[Romaji]menokoyatsuko

女の奴隷・婢(ヒ)。
「めのこ(女の子)」とも呼ぶ。ぬひ(奴婢)。

文字コード

「婢」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「婢」の文字コード一覧
Unicode 1 U+5A62
JISX0213 1-53-25
戸籍統一文字番号 2 073350
住基ネット統一文字 J+5A62

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「婢」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 1905
新大字典4 講談社 3230
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 2373
大漢和辞典6 7 大修館書店 6428
大漢語林8 大修館書店 2326

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

まとめ

「婢」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「婢」についての総括
  1. 婢の画数 :11画
  2. 婢の部首 : 女
  3. 婢の読み方:ビ・ヒ・はしため
  4. 婢の意味 :女性が自分を卑下していう語/はしため/召使いの女性
以上で「婢」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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