改とは、あらためる/あらたまる/やめて新しくなるなどの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、攴部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 改 | |
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読み | 音読み | カイ 《外》キ |
訓読み | あらた(まる) あらた(める) |
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部首 | 攴部 | |
画数 | 総画数 | 7画 |
部首内画数 | 攴部3画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検7級 | |
日本語能力検定 | JLPT N2 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『改』の字には少なくとも、改・ 改・ 改める・ 改まるの4種の読み方が存在する。
意味
- あらためる。あらたまる。やめて新しくなる。「改廃・改新・改造・改装・改築・改心・改宗・改正・改革・更改・変改・朝令暮改」
- しらべる。検査する。点検する。「改札」
熟語
四字熟語
「改」の漢字を語中にもつ四字熟語5種を表にまとめる。
改過自新 | 改弦易轍 | 改邪帰正 |
朝過夕改 | 朝令暮改 |
改竄【かいざん】
原文の字句などを故意に改め直すこと。不当に書類や証書の文字や語句を直すこと。
「竄」とは「もぐる」、「のがれる」、「かくれる」の意味で、元の文章に別の字句をもぐりこませること。
改作【かいさく】
以前に作った作品を、改めて作ること・作り直すこと・作り変えること。また、その作品。
特に、作品を作り変えて、別個の新しい作品とすること。
紫電改【しでんかい】
[歴][軍]旧日本帝国海軍の局地戦闘機(迎撃戦闘機)。
中翼の紫電を低翼に変更したもの。
。
改札口【かいさつぐち】
[交]駅で乗降客の改札を行う出入口。
専門用語では「ラッチ([英語]latch)」と呼ぶ。しゅっさつぐち(出札口)。
地租改正【ちそかいせい】
[歴]1873年(明治6年)6月詔(ミコトノリ)。7月地租改正条例公布。1875年(明治8年)3月地租改正事務局を設置、大久保利通(トシミチ)が総裁を兼任。
文字コード
「改」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+6539 |
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JISX0213 | 1-18-94 |
戸籍統一文字番号 2 | 146690 |
住基ネット統一文字 | J+6539 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 3664 |
新大字典4 | 講談社 | 6081 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 4393 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 13114 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 4285 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「改」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 改の画数 :7画
- 改の部首 : 攴
- 改の読み方:キ・カイ・あらためる・あらたまる
- 改の意味 :あらためる/あらたまる/やめて新しくなる
ウサタロー