枕とは、まくらなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、木部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校卒業/大学/一般レベルの漢字とされる。
字体 | 枕 | |
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読み | 音読み | 《外》チン 《外》シン 《外》ジン |
訓読み | まくら | |
部首 | 木部 | |
画数 | 総画数 | 8画 |
部首内画数 | 木部4画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検2級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『枕』の字には少なくとも、枕・ 枕・ 枕・ 枕の4種の読み方が存在する。
意味
まくら
- 枕【まくら】
-
- 「ピロー([英語]pillow)」とも呼ぶ。
- 括り枕・坊主枕(ボウズマクラ):くくりまくら(括り枕)箱枕:はこまくら(箱枕)木枕:きまくら(木枕)籠枕:かごまくら(籠枕)高枕:たかまくら(高枕)水枕・氷枕:みずまくら(水枕、水まくら)抱き枕:だきまくら(抱き枕)肘枕・手枕・腕枕:ひじまくら(肘枕)腕枕:うでまくら(腕枕)袖枕:そでまくら(袖枕)膝枕:ひざまくら(膝枕):
- 寝ること。
- 高枕:たかまくら(高枕)
- 旅先で寝ること。
- 旅枕(タビマクラ):たびね(旅寝)草枕・野宿:[1]くさまくら(草枕)
- 物を横たえて使用するとき、その下に置いて衝撃を受けるもの。まくらぎ(枕木)。
- [服]アイロン台の一種。
そでまくら(袖枕)
熟語
四字熟語
「枕」の漢字を語中にもつ四字熟語4種を表にまとめる。
円木警枕 | 高枕無憂 | 漱石枕流 |
枕戈待旦 |
枕【まくら】
「ピロー([英語]pillow)」とも呼ぶ。
括り枕・坊主枕(ボウズマクラ):くくりまくら(括り枕)箱枕:はこまくら(箱枕)木枕:きまくら(木枕)籠枕:かごまくら(籠枕)高枕:たかまくら(高枕)水枕・氷枕:みずまくら(水枕、水まくら)抱き枕:だきまくら(抱き枕)肘枕・手枕・腕枕:ひじまくら(肘枕)腕枕:うでまくら(腕枕)袖枕:そでまくら(袖枕)膝枕:ひざまくら(膝枕):
寝ること。
高枕:たかまくら(高枕)
旅先で寝ること。
手枕【てまくら】
ひじまくら(肘枕)
。
枕木【まくらぎ】
[英語]crosstie/sleeper
[交]鉄道線路で、レールを固定する木やコンクリートの角材。レール間隔を一定に保ち、レールの車両荷重を道床の上に分散させる。
レールは犬釘(イヌクギ)で枕木に固定する。
木枕【きまくら】
角材で作った枕。
普通、上に籾殻(モミガラ)などを入れた布製の小枕(コマクラ)をのせる。
はこまくら(箱枕)
。
高枕【たかまくら】
高く作った枕。
下部は箱状で、上部が小さな括(クク)り枕に成っているもの。
結(ユ)った日本髪を崩さないように、首に当て使用する。
文字コード
「枕」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+6795 |
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JISX0213 | 1-43-77 |
戸籍統一文字番号 2 | 163800 |
住基ネット統一文字 | J+6795 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 4080 |
新大字典4 | 講談社 | 6810 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 4890 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 14546 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 4969 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
まとめ
「枕」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 枕の画数 :8画
- 枕の部首 : 木
- 枕の読み方:チン・ジン・シン・まくら
- 枕の意味 :まくら
ウサタロー