棹とは、箪笥・長持などを数える助数詞/三味線の柄の部分/竹ざお/さおさす/さお/船をこぐための棒などの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、木部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 棹 | |
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読み | 音読み | トウ タク ジョウ ジョク |
訓読み | さお さおさ(す) |
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部首 | 木部 | |
画数 | 総画数 | 12画 |
部首内画数 | 木部8画 | |
JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
漢字検定 | 漢検1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『棹』の字には少なくとも、棹・ 棹・ 棹・ 棹・ 棹す・ 棹の6種の読み方が存在する。
意味
箪笥・長持などを数える助数詞/三味線の柄の部分/竹ざお/さおさす/さお/船をこぐための棒
熟語
竿/棹【さお】
竿石の略称。
さおいし(竿石)
旗(ハタ)を数える助数詞。
箪笥(タンス)・長持などを数える助数詞。
棹石【さおいし】
[Romaji]saoishi
[建]墓石の中心となる、家名や戒名などの墓銘(ボメイ)が刻まれた石。墓碑(ボヒ)。。
竿縁/棹縁【さおぶち】
[Romaji]saobuchi
[建]天井板を支えるため、天井の板材と直角方向に取り付ける細長い化粧板。角木・丸木・竹などが用いられる。
天井の板材の幅で間隔は異なるが、普通一尺二寸~一尺五寸(約36~45センチメートル)位の間隔で平行に取り付ける。
殻竿/唐棹/連枷【からざお】
[農]からさお(殻竿、唐棹、連枷)
。
殻竿/唐棹/連枷【からさお】
[英語]flail(フレイル)
[農]江戸時代に用いられた脱穀(ダッコク)用の農具。竿の先に回転する短い打ち棒を付けたもの。稲・麦の穂や豆類を筵(ムシロ)の上に置き、竿を振って打ち棒をクルクルと回して打ち、穀粒を穂・枝から取り離す。
文字コード
「棹」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+68F9 |
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JISX0213 | 1-60-10 |
戸籍統一文字番号 2 | 169120 |
住基ネット統一文字 | J+68F9 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 4303 |
新大字典4 | 講談社 | 7130 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 5203 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 14992 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 5236 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「棹」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「棹」についての総括
- 棹の画数 :12画
- 棹の部首 : 木
- 棹の読み方:トウ・タク・ジョク・ジョウ・さおさす・さお
- 棹の意味 :箪笥・長持などを数える助数詞/三味線の柄の部分/竹ざお/さおさす/さお/船をこぐための棒
以上で「棹」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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