「漿」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

漿とは、おもゆ/汁/飲み物/こんず/粟で醸造した酢などの意味をもつ漢字。15画の画数をもち、水部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

漢字「漿」
字体 漿
読み 音読み ショウ
ソウ
訓読み おもゆ
しる
のみもの
部首 水部
画数 総画数 15画
部首内画数 水部11画
JIS漢字水準 JIS第2水準
漢字検定 漢検1級

書き方・読み方

書き方

漿_書き方
漿の書き順【筆順】

読み方

漿』の字には少なくとも、漿ソウ漿ショウ漿のみもの漿しる漿おもゆの5種の読み方が存在する。

意味

おもゆ/汁/飲み物/こんず/粟で醸造した酢

熟語

四字熟語

「漿」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

「漿」が入る四字熟語
漿酒霍肉しょうしゅかくにく

付子鉄漿/附子鉄漿【ふしかね】

五倍子(フシ)の粉を鉄漿(カネ)に浸して作る黒色の染料。
お歯黒や布の染色などに用いた。ふし(五倍子・付子・附子)、うつぶしいろ(空五倍子色)。

鉄漿/御歯黒/お歯黒【おはぐろ】

参照ふしかね(付子鉄漿、附子鉄漿)、そめば(染め歯、染歯)、まこもずみ(真菰墨)
[俗]ソラマメの黒い部分。

岩漿【がんしょう】

[地]まぐま(マグマ)

肉漿【にくしょう】

[食]焼いた肉を圧搾器にかけて搾り取った汁。
「肉汁(ニクジュウ)」とも呼ぶ。

カタバミ/酢漿草/酸漿草【かたばみ】

[学名]Oxaliscorniculata

[植]カタバミ目(Oxalidales)カタバミ科(Oxalidaceae)カタバミ属(Oxalis)の多年草。
薬用(疥癬に効く)になる。
名称は「葉の片(先端)が食(ハ)まれている」の意味。

文字コード

「漿」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「漿」の文字コード一覧
Unicode 1 U+6F3F
JISX0213 1-62-89
戸籍統一文字番号 2 205440
住基ネット統一文字 J+6F3F

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「漿」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 5208
新大字典4 講談社 8838
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 6347
大漢和辞典6 7 大修館書店 18185
大漢語林8 大修館書店 5785

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

まとめ

「漿」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「漿」についての総括
  1. 漿の画数 :15画
  2. 漿の部首 : 水
  3. 漿の読み方:ソウ・ショウ・のみもの・しる・おもゆ
  4. 漿の意味 :おもゆ/汁/飲み物/こんず/粟で醸造した酢
以上で「漿」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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