癇とは、かっとなりやすく、激しい気質/ひきつけ/発作的に全身が痙攣する病気などの意味をもつ漢字。17画の画数をもち、疒部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 癇 | |
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読み | 音読み | カン ゲン |
訓読み | ひきつ(け) | |
部首 | 疒部 | |
画数 | 総画数 | 17画 |
部首内画数 | 疒部12画 | |
JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
漢字検定 | 漢検1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『癇』の字には少なくとも、癇・ 癇・ 癇けの3種の読み方が存在する。
意味
かっとなりやすく、激しい気質/ひきつけ/発作的に全身が痙攣する病気
熟語
癇癖【かんぺき】
かんしゃく(癇癪)
。
癇癪【かんしゃく】
神経質ですぐに激しやすい性質。ちょっとしたことにもすぐ怒(オコ)る性質。ひどく怒りっぽいこと。
てんかん/癲癇【てんかん】
[英語]epilepsy
[病]参照てんかんしつ(てんかん質、癲癇質)JME(Juvenilemyoclonicepilepsy):若年性ミオクロニー癲癇。
俗信に、テンカン(癲癇)の発作が起きたら頭に草鞋(ワラジ)を載(ノ)せるという民間療法があった。
。
てんかん質/癲癇質【てんかんしつ】
[心]クレッチマーの気質型分類の一つ。
体形型分類の「闘士型」に対比される。
「粘着質(ネンチャクシツ)」、「筋肉質」とも呼ぶ。
かんしゃく玉/癇癪玉【かんしゃくだま】
かんしゃく(癇癪)・癇癪を起した怒(イカ)り。かんしゃく(癇癪)。
火薬をまぶした砂を紙に包んだ玩具(オモチャ)。
文字コード
「癇」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+7647 |
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JISX0213 | 1-65-82 |
戸籍統一文字番号 2 | 252180 |
住基ネット統一文字 | J+7647 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 6233 |
新大字典4 | 講談社 | 10430 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 7568 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 22518 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 7370 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「癇」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「癇」についての総括
- 癇の画数 :17画
- 癇の部首 : 疒
- 癇の読み方:ゲン・カン・ひきつけ
- 癇の意味 :かっとなりやすく、激しい気質/ひきつけ/発作的に全身が痙攣する病気
以上で「癇」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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