篝とは、かご/かがり/かがりかご/ふせご/火の上に伏せて、衣服などを掛けて乾かしたり、香炉を置いて香を衣服に焚き染めたりするものなどの意味をもつ漢字。16画の画数をもち、竹部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 篝 | |
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読み | 音読み | コウ ク |
訓読み | かがり かご ふせご |
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部首 | 竹部 | |
画数 | 総画数 | 16画 |
部首内画数 | 竹部10画 | |
JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
漢字検定 | 漢検1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『篝』の字には少なくとも、篝・ 篝・ 篝・ 篝・ 篝の5種の読み方が存在する。
意味
かご/かがり/かがりかご/ふせご/火の上に伏せて、衣服などを掛けて乾かしたり、香炉を置いて香を衣服に焚き染めたりするもの
- 篝【かがり】
-
- かがりび(篝火)
- 篝籠(カガカゴ)の略称。
かがりかご(篝籠)- [歴]篝屋(カガリヤ)の略称。
かがりや(篝屋)- [歴]篝屋守護人(カガリヤシュゴニン)の略称。
かがりやしゅごにん(篝屋守護人)
熟語
篝【かがり】
かがりび(篝火)
篝籠(カガカゴ)の略称。
かがりかご(篝籠)
[歴]篝屋(カガリヤ)の略称。
かがりや(篝屋)
[歴]篝屋守護人(カガリヤシュゴニン)の略称。
篝屋【かがりや】
[歴]鎌倉時代、幕府が京都市中の治安・警固に当たらせた四十八ヶ所の番所。
在京武士の篝屋守護人が終夜、篝火(カガリビ)を焚(タ)いて宿営した詰め所。
単に「かがり(篝)」とも呼ぶ。
篝火【かがりび】
照明のために焚(タ)く火。
単に「かがり(篝)」とも呼ぶ。
英語:ボンファイア(bonfire)/ビーコン(beacon)。
篝籠【かがりかご】
篝火(カガリビ)を焚(タ)く鉄製の籠。
単に「かがり(篝)」とも呼ぶ。
。
篝松【かがりまつ】
篝火(カガリビ)に焚(タ)くマツ(松)の薪(マキ)。
。
文字コード
「篝」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+7BDD |
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JISX0213 | 1-68-32 |
戸籍統一文字番号 2 | 294940 |
住基ネット統一文字 | J+7BDD |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | |
新大字典4 | 講談社 | |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 8601 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
大漢語林8 | 大修館書店 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「篝」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 篝の画数 :16画
- 篝の部首 : 竹
- 篝の読み方:コウ・ク・ふせご・かご・かがり
- 篝の意味 :かご/かがり/かがりかご/ふせご/火の上に伏せて、衣服などを掛けて乾かしたり、香炉を置いて香を衣服に焚き染めたりするもの
ウサタロー