「荼」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、苦しみ/害毒/のげし/キク科の越年草などの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、艸部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

漢字「荼」
字体
読み 音読み
シャ



ショ

訓読み くる(しみ)
にがな
部首 艸部
画数 総画数 10画
部首内画数 艸部7画
JIS漢字水準 JIS第2水準
漢字検定 漢検1級

書き方・読み方

書き方

荼_書き方
荼の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ショシャにがな荼しみくるしみの10種の読み方が存在する。

意味

苦しみ/害毒/のげし/キク科の越年草

熟語

荼毘【だび】

[パーリ語]jhapeti

[仏]火葬のこと。
インドでは古くから火葬が重んじられ、死者の霊が煙とともに天界に昇ると信じられていた。かそう(火葬)、さてぃー(サティー)。

荼毘所【だびしょ】

火葬場の別称。
かそうば(火葬場)

曼荼羅/曼陀羅【まんだら】

[梵]mandala(マンダーラ)

[仏]参照あんちんまんだら(安鎮曼荼羅、安鎮曼陀羅)、みやまんだら(宮曼陀羅)、しもん(四門)
「まじりけのない本質のもの」の意味。「壇(ダン)」・「輪円具足(リンエングソク)」・「聚集(ジュシュウ)」などとも訳す。
[俗](落語家の隠語で)手拭(テヌグ)い。

十界曼荼羅【じっかいまんだら】

[仏]日蓮が十界すべて成仏できることを書き現した大曼荼羅。じっかい(十界)。

安鎮曼荼羅/安鎮曼陀羅【あんちんまんだら】

[仏]密教の安鎮法(アンチンホウ)で用いられる安鎮軌の本尊図。
『不動安鎮軌』に基づき、内院に二臂(ニヒ)不動明王、中院八方に四臂(シヒ)不動明王、外院(ゲイン)に八方天を配する。あんちんほう(安鎮法)。

文字コード

「荼」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「荼」の文字コード一覧
Unicode 1 U+837C
JISX0213 1-72-24
戸籍統一文字番号 2 347370
住基ネット統一文字 J+837C

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「荼」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店
新大字典4 講談社
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 10270
大漢和辞典6 7 大修館書店
大漢語林8 大修館書店

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

まとめ

「荼」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「荼」についての総括
  1. 荼の画数 :10画
  2. 荼の部首 : 艸
  3. 荼の読み方:ヨ・ヤ・ト・ダ・タ・ズ・ショ・シャ・にがな・くるしみ
  4. 荼の意味 :苦しみ/害毒/のげし/キク科の越年草
以上で「荼」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。