莢とは、さや/豆類の種子を包む殻などの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、艸部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 莢 | |
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読み | 音読み | キョウ |
訓読み | さや | |
部首 | 艸部 | |
画数 | 総画数 | 10画 |
部首内画数 | 艸部7画 | |
JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
漢字検定 | 漢検1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『莢』の字には少なくとも、莢・ 莢の2種の読み方が存在する。
意味
さや/豆類の種子を包む殻
熟語
丸莢【まるさや】
[植]さやいんげん(サヤインゲン、莢隠元)
。
平莢【ひらさや】
[植]さやいんげん(サヤインゲン、莢隠元)
。
サイカチ/皀莢【さいかち】
[植]([学名]Gleditsiajaponica)マメ目(Fabales)マメ科(Fabaceae)サイカチ属(Gleditsia)の落葉高木。
[虫]カブトムシの別称。
かぶとむし(カブトムシ、カブト虫、兜虫、甲虫)
。
薬莢【やっきょう】
[英語]cartridgecase、[米語]shell、[ドイツ語]Patrone(パトローネ)
実包で発射薬が詰められた真鍮(シンチュウ)製の筒の部分。
頭部に弾丸(bullet)、底部に雷管(primer)が装着されている。
「カートリッジ・ケース」、「シェル」、「バレット・ケース(bulletcase)」とも呼ぶ。
サイカチムシ/皀莢虫【さいかちむし】
[虫]カブトムシの別称。
単に「サイカチ(皀莢)」とも呼ぶ。
かぶとむし(カブトムシ、カブト虫、兜虫、甲虫)
。
文字コード
「莢」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+83A2 |
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JISX0213 | 1-72-18 |
戸籍統一文字番号 2 | 347610 |
住基ネット統一文字 | J+83A2 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | |
新大字典4 | 講談社 | |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 10250 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
大漢語林8 | 大修館書店 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「莢」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 莢の画数 :10画
- 莢の部首 : 艸
- 莢の読み方:キョウ・さや
- 莢の意味 :さや/豆類の種子を包む殻
ウサタロー