蒡とは、牛蒡(ごぼう)/キク科の二年草などの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、艸部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 蒡 | |
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読み | 音読み | ボウ ホウ ビョウ |
訓読み | ||
部首 | 艸部 | |
画数 | 総画数 | 13画 |
部首内画数 | 艸部10画 | |
JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
漢字検定 | 漢検1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『蒡』の字には少なくとも、蒡・ 蒡・ 蒡の3種の読み方が存在する。
意味
牛蒡(ごぼう)/キク科の二年草
熟語
牛蒡【うまふぶき】
[古]ゴボウ(牛蒡)の古称。
ごぼう(ゴボウ、牛蒡)
。
ゴボウ/牛蒡【ごぼう】
[英語]burdock/clotbur
[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)の二年草・根菜。食用(根)。薬用(風邪、利尿、解毒)になる。
ヤマゴボウ/山牛蒡【やまごぼう】
[植]([学名]Phytolaccaesculenta)ナデシコ目(Caryophyllales)ヤマゴボウ科(Phytolaccaceae)ヤマゴボウ属(Phytolacca)の多年草。
[植]ヤマボクチ(山火口)の別称。
やまぼくち(ヤマボクチ、山火口)
[植]オヤマボクチ(雄山火口)の別称。
金平牛蒡【きんぴらごぼう】
[料]繊切(センギリ)または笹(ササ)がきにしたゴボウ(牛蒡)を醤油・砂糖・刻みトウガラシ(唐辛子で味付けし、ゴマ油(胡麻油)でいため煮た料理。
単に「きんぴら(金平、公平)」とも呼ぶ。
名称は「怪力金平のように精がつく」の意味。
若ごぼう/若牛蒡【わかごぼう】
[農][食]ハウス栽培し、早春に収穫するゴボウ。
根のほか、茎・葉も食し、香り高く軟らかい。
主に関西で食され、「八尾ごぼう」などが有名。
文字コード
「蒡」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+84A1 |
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JISX0213 | 1-72-80 |
戸籍統一文字番号 2 | 355350 |
住基ネット統一文字 | J+84A1 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | |
新大字典4 | 講談社 | |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 10678 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
大漢語林8 | 大修館書店 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「蒡」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 蒡の画数 :13画
- 蒡の部首 : 艸
- 蒡の読み方:ボウ・ホウ・ビョウ
- 蒡の意味 :牛蒡(ごぼう)/キク科の二年草
ウサタロー