認とは、みとめる/承知する/許すなどの意味をもつ漢字。14画の画数をもち、言部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 認 | |
---|---|---|
読み | 音読み | 《外》ジン 《外》ジョウ 《中》ニン |
訓読み | みと(める) 《外》したた(める) |
|
部首 | 言部 | |
画数 | 総画数 | 14画 |
部首内画数 | 言部7画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検5級 | |
日本語能力検定 | JLPT N3 |
目次
書き方・読み方
書き方
読み方
『認』の字には少なくとも、認・ 認・ 認・ 認める・ 認めるの5種の読み方が存在する。
意味
熟語
失認【しつにん】
[英語]agnosia(アグノージア)
[病]感覚器・末梢神経などに精神障害などがないにもかかわらず、対象の事物を認知することができない状態。また、その症状。大脳皮質の特定部の障害により起こる。
生体認証【せいたいにんしょう】
[英語]biometrics
[計]ばいおめとりくすあぷりけーしょん(バイオメトリクス・アプリケーション)。
半側空間失認【はんそくくうかんしつにん】
[英語]unilateralspatialagnosia
[病]はんそくくうかんむし(半側空間無視)。
失認症【しつにんしょう】
[羅]agnosia
[病]しつにん(失認)。
強制認可【きょうせいにんか】
[英語]compulsorylicensing
。
文字コード
「認」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+8A8D |
---|---|
JISX0213 | 1-39-07 |
戸籍統一文字番号 2 | 403050 |
住基ネット統一文字 | J+8A8D |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 9361 |
新大字典4 | 講談社 | 15760 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 11965 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 35502’ |
大漢語林8 | 大修館書店 | 10725 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「認」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「認」についての総括
- 認の画数 :14画
- 認の部首 : 言
- 認の読み方:ニン・ジン・ジョウ・みとめる・したためる
- 認の意味 :みとめる/承知する/許す
以上で「認」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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