務とは、つとめる/つとめ/尽くすべき役目や仕事などの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、力部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校5年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 務 | |
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読み | 音読み | ム 《外》ブ 《外》ボウ 《外》モウ 《外》モ |
訓読み | つと(まる) つと(める) 《外》あなど(り) 《外》あなど(る) |
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部首 | 力部 | |
画数 | 総画数 | 11画 |
部首内画数 | 力部9画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検6級 | |
日本語能力検定 | JLPT N3 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『務』の字には少なくとも、務・ 務・ 務・ 務・ 務・ 務める・ 務まる・ 務る・ 務りの9種の読み方が存在する。
意味
- つとめる。つとめ。尽くすべき役目や仕事。「医務・駅務・官務・義務・急務・業務・勤務・激務・劇務・兼務・現務・公務・校務・国務・債務・細務・雑務・残務・事務・時務・執務・実務・出務・署務・庶務・省務・乗務・職務・政務・責務・俗務・代務・庁務・朝務・内務・任務・閥務(ばつむ)・服務・片務・本務・要務・林務」
熟語
四字熟語
「務」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
開物成務 |
役務【えきむ】
労働などのつとめ。労力による仕事。
。
片務【へんむ】
[法]契約する当事者の一方のみが義務を負うこと。
⇔そうむ(双務)
片務契約(unilateralcontract)
。
作務衣【さむい】
[服]さむえ(作務衣)
。
特務兵【とくむへい】
[軍]しちょうゆそつ(輜重輸卒)
。
刑務所【けいむしょ】
隠語で「ムショ」とも呼ぶ。ぱのぷてぃこん(パノプティコン)。1922年(大正11年)監獄を刑務所と改称。
文字コード
「務」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+52D9 |
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JISX0213 | 1-44-19 |
戸籍統一文字番号 2 | 027810 |
住基ネット統一文字 | J+52D9 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 821 |
新大字典4 | 講談社 | 1345 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 1013 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 2394 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 1001 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「務」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「務」についての総括
- 務の画数 :11画
- 務の部首 : 力
- 務の読み方:モウ・モ・ム・ボウ・ブ・つとめる・つとまる・あなどる・あなどり
- 務の意味 :つとめる/つとめ/尽くすべき役目や仕事
以上で「務」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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