錐とは、するどい/きり/木に穴をあける工具などの意味をもつ漢字。16画の画数をもち、金部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
| 字体 | 錐 | |
|---|---|---|
| 読み | 音読み | スイ |
| 訓読み | きり | |
| 部首 | 金部 | |
| 画数 | 総画数 | 16画 |
| 部首内画数 | 金部8画 | |
| 国語施策 | 人名用漢字 | |
| JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
| 漢字検定 | 漢検準1級 | |
書き方・読み方
書き方

読み方
『錐』の字には少なくとも、錐・ 錐の2種の読み方が存在する。
意味
するどい/きり/木に穴をあける工具
熟語
四字熟語
「錐」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
| 嚢中之錐 |
弓錐【ゆみぎり】
[英語]bowdrill/fire-drillbow
[歴]古代の点火用具。弓の糸(弦)を細い木(錐)に一回巻き付け、板の穴または切り込みに木の先を当て、反対側を手に持った木切れで押え、一方の手で弓を左右に何回も動かして木を回転させるもの。
木の先端が摩擦熱(マサツネツ)で発火し、枯れ草などの火口(ホクチ)に着火する。
円錐【まるぎり】
つぼぎり(壺錐)
「えんすい(円錐)」とも読む。
。
壺錐【つぼぎり】
くぼんた半円形の刃がついている錐。
円い孔(アナ)をくり抜くのに用いるもの。
「円錐(マルギリ)」、「通し錐」とも呼ぶ。
錐揉み【きりもみ】
キリ(錐)を両手で揉み込みながら穴をあけること。
[空]きりもみこうか(錐揉み降下)
。
モジ錐【もじぎり】
ぎむれっと(ギムレット)
「モジ」は「(「金」偏+「戻」)」と書く。
。
文字コード
「錐」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
| Unicode 1 | U+9310 |
|---|---|
| JISX0213 | 1-31-77 |
| 戸籍統一文字番号 2 | 460040 |
| 住基ネット統一文字 | J+9310 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
| 書籍 | 出版社 | 検字番号 |
|---|---|---|
| 角川大字源3 | 角川書店 | 10613 |
| 新大字典4 | 講談社 | 17876 |
| 新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 13393 |
| 大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 40536 |
| 大漢語林8 | 大修館書店 | 12120 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「錐」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「錐」についての総括
- 錐の画数 :16画
- 錐の部首 : 金
- 錐の読み方:スイ・きり
- 錐の意味 :するどい/きり/木に穴をあける工具
以上で「錐」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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