魄とは、月のかげの部分/たましい/肉体的活動をつかさどる陰の気で死後は地上をさまようなどの意味をもつ漢字。15画の画数をもち、鬼部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 魄 | |
---|---|---|
読み | 音読み | ハク タク ヒャク バク |
訓読み | たましい | |
部首 | 鬼部 | |
画数 | 総画数 | 15画 |
部首内画数 | 鬼部5画 | |
JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
漢字検定 | 漢検1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『魄』の字には少なくとも、魄・ 魄・ 魄・ 魄・ 魄の5種の読み方が存在する。
意味
月のかげの部分/たましい/肉体的活動をつかさどる陰の気で死後は地上をさまよう
- 魄【はく】
-
[中国語]po
- たましい。また、死者のたましい。
肉体の活動(生命)をつかさどる陰気の神霊・活力。
死んでも、なおしばらくとどまって地上に残るという。こんぱく(魂魄)。- 「白」は死した後の白骨に通ずる。
- 気魄:きはく(気迫、気魄)欺魄:きはく(欺魄)落魄:らくはく(落魄、落泊、落薄)
- たましい。また、死者のたましい。
熟語
魄【はく】
[中国語]po
たましい。また、死者のたましい。
肉体の活動(生命)をつかさどる陰気の神霊・活力。
欺魄【きはく】
[中国語]qipo
土人形・土偶(ドグウ)。
古代中国では雨乞い(求雨)などに使用された。
「き(欺)」は漢音で、「ぎ(欺)」は慣用音。
七魄【しちはく】
道教で、尸狗・伏矢・雀陰・呑賊・非毒・除穢・臭肺の総称。こんぱく(魂魄)、さんこん(三魂)。
。
気迫/気魄【きはく】
強い精神力。
何ものにも臆(オク)せず、立ち向かっていく強い気力。はく(魄)。
落魄/落泊/落薄【らくはく】
希望どおりにならず、おちぶれること。定まった職業がなく貧しいこと。零落(レイラク)。
文字コード
「魄」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+9B44 |
---|---|
JISX0213 | 1-82-16 |
戸籍統一文字番号 2 | 518310 |
住基ネット統一文字 | J+9B44 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 11716 |
新大字典4 | 講談社 | 19929 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 14654 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 45810 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 13293 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「魄」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「魄」についての総括
- 魄の画数 :15画
- 魄の部首 : 鬼
- 魄の読み方:ヒャク・バク・ハク・タク・たましい
- 魄の意味 :月のかげの部分/たましい/肉体的活動をつかさどる陰の気で死後は地上をさまよう
以上で「魄」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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