黐とは、もち/とりもち/鳥や昆虫などを捕らえる粘り気の強いものなどの意味をもつ漢字。23画または22画の画数をもち、黍部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 黐 | |
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読み | 音読み | チ リ |
訓読み | とりもち もち |
|
部首 | 黍部 | |
画数 | 総画数 | 23画 ・22画 |
部首内画数 | 黍部11画 | |
JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
漢字検定 | 漢検1級 |
目次
書き方・読み方
書き方
読み方
『黐』の字には少なくとも、黐・ 黐・ 黐・ 黐の4種の読み方が存在する。
意味
もち/とりもち/鳥や昆虫などを捕らえる粘り気の強いもの
熟語
モチ/黐【もち】
トリモチ(鳥黐)の別称。
とりもち(トリモチ、鳥黐)
[植]モチノキ(黐の木)の別称。
もちのき(モチノキ、黐の木)
。
トリモチ/鳥黐【とりもち】
小鳥や昆虫などを捕らえるため、竿(サオ)の先などに塗る粘着性物質。
モチノキ・クロガネモチ・ヤマグルマ・タラヨウ(多羅葉)などの樹皮をつき砕き、繊維などを水で洗い落して得られる、粘り強いゴム状の物質。
単に「モチ(黐)」とも呼ぶ。
モチノキ/黐の木【もちのき】
[学名]Ilexintegra
[植]モチノキ目(Aquifoliales)モチノキ科(Aquifoliaceae)モチノキ属(Ilex)の常緑高木。「モチ(黐)」、「トリモチノキ(鳥黐の木)」、「冬青(トウセイ)」とも呼ぶ。とりもち(トリモチ、鳥黐)。
カナメモチ/要黐【かなめもち】
[学名]Photiniaglabra
[植]バラ目(Rosales)バラ科(Rosaceae)カナメモチ属(Photinia)の常緑小高木。「ソバノキ(蕎麦の木、稜の木)」とも呼ぶ。
。
トリモチノキ/鳥黐の木/鳥黐木【とりもちのき】
[植]モチノキ(黐の木)の別称。
もちのき(モチノキ、黐の木)
[植]ヤマグルマ(山車)の別称。
。
文字コード
「黐」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+9ED0 |
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JISX0213 | 1-83-55 |
戸籍統一文字番号 2 | 543290 |
住基ネット統一文字 | J+9ED0 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | |
新大字典4 | 講談社 | 20799 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 15222 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 48027 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 13791 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「黐」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「黐」についての総括
- 黐の画数 :23画,22画
- 黐の部首 : 黍
- 黐の読み方:リ・チ・もち・とりもち
- 黐の意味 :もち/とりもち/鳥や昆虫などを捕らえる粘り気の強いもの
以上で「黐」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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