「鼈」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

鼈とは、わらびの別名／すっぽん／スッポン科の爬虫類などの意味をもつ漢字。25画の画数をもち、黽部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

『鼈』の字には少なくとも、鼈ベツ・鼈ヘツ・鼈ヘチ・鼈すっぽんの4種の読み方が存在する。

わらびの別名／すっぽん／スッポン科の爬虫類

鼈【すっぽん】: [爬]すっぽん(スッポン、鼈)

[劇]歌舞伎劇場の花道(ハナミチ)の七三(シチサン)の所に設けた切穴(キリアナ)。
舞台下の奈落(ナラク)から花道へ役者をせり上がらせるためのもの。主として幽霊・変化(ヘンゲ)などの出没に使われる。

和船の淦水(アカミズ)を汲み出すための排水ポンプ。
木製の水鉄砲式ポンプで、江戸時代の廻船の必須装備品の一つ。あかとり(淦取り)。

ナベ・カマ・樽(タル)などの円い蓋(フタ)。

[俗]酒を入れる容器。瓢(ヒサゴ)・瓢箪(ヒョウタン)。

[俗]男根。

(山陽地方で)水田の水を汲み揚げる道具。

[爬]すっぽん(スッポン、鼈)
[劇]歌舞伎劇場の花道(ハナミチ)の七三(シチサン)の所に設けた切穴(キリアナ)。
舞台下の奈落(ナラク)から花道へ役者をせり上がらせるためのもの。主として幽霊・変化(ヘンゲ)などの出没に使われる。

[英語]soft-shelledturtle、[中国語]bie(鼈)

[爬]カメ目(Testudines)スッポン科(Trionychidae)の淡水産カメの総称。
甲長は20～40センチメートルで、大型種には80センチメートルに達するものもある。背部はオリーブ色、腹部は白色。

[虫]カメムシ目(半翅目)(Hemiptera)タガメ科(Belostomatidae)の昆虫。
褐色で、体長65ミリ内外、日本産水生昆虫では最大。体形は扁平で、ほぼ六角形、前肢はカマキリのような捕獲肢になっている。

「鼈」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。