囃とは、はやす/歌舞の拍子をとる/言いはやす/はやし/芸能に添えて演奏する音楽などの意味をもつ漢字。21画の画数をもち、口部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 囃 | |
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読み | 音読み | ソウ |
訓読み | はや(す) はやし |
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部首 | 口部 | |
画数 | 総画数 | 21画 |
部首内画数 | 口部18画 | |
JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
漢字検定 | 漢検1級 |
目次
書き方・読み方
書き方
読み方
『囃』の字には少なくとも、囃・ 囃・ 囃すの3種の読み方が存在する。
意味
はやす/歌舞の拍子をとる/言いはやす/はやし/芸能に添えて演奏する音楽
熟語
馬鹿囃子【ばかばやし】
[楽]神社の祭礼の山車(ダシ)などで演奏される賑(ニギ)やかな囃子。
笛に太鼓・摺鉦(スリガネ)を騒々しく打ち鳴らすもの。
「屋台囃子(ヤタイバヤシ)」とも呼ぶ。
屋台囃子【やたいばやし】
[楽]ばかばやし(馬鹿囃子)
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若囃子/和歌囃子【わかばやし】
[楽]里神楽(サトカグラ)で演奏される囃子の一種。
「葛西(カサイ)囃子」とも、騒がしいことから「馬鹿囃子」とも呼ぶ。ばかばやし(馬鹿囃子)。
五人囃し/五人囃子【ごにんばやし】
ひな飾りで内裏びな・三人官女の次に飾る囃し方。
宮廷風と雅楽奏者があり、宮廷風ではひな段に向かい右から謡(ウタイ)、笛、小鼓(コツヅミ)、大鼓(オオカワ)、太鼓(タイコ)の順。ひなかざり(雛飾り)。
日本三大ばやし/日本三大囃子/日本三大囃【にほんさんだいばやし】
[楽]東京の神田(カンダ)囃子、京都の祇園(ギオン)囃子、秋田県鹿角市(カヅノシ)の花輪(ハナワ)囃子の総称。
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文字コード
「囃」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+56C3 |
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JISX0213 | 1-51-82 |
戸籍統一文字番号 2 | 052750 |
住基ネット統一文字 | J+56C3 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 1434 |
新大字典4 | 講談社 | 2429 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 1770 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 4619 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 1704 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「囃」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 囃の画数 :21画
- 囃の部首 : 口
- 囃の読み方:ソウ・はやし・はやす
- 囃の意味 :はやす/歌舞の拍子をとる/言いはやす/はやし/芸能に添えて演奏する音楽
ウサタロー