異体字「圍」については「圍(漢字)」をご覧ください。
囲とは、かこむ/かこみ/周りを取り巻くなどの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、囗部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 囲 | |
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読み | 音読み | イ 《外》トウ |
訓読み | かこ(う) かこ(む) |
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部首 | 囗部 | |
画数 | 総画数 | 7画 |
部首内画数 | 囗部4画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検7級 | |
日本語能力検定 | JLPT N2 |
字体 | 圍 |
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画数 | 12画 |
Unicode | U+570D |
JISX0213 | 1-52-03 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『囲』の字には少なくとも、囲・ 囲・ 囲む・ 囲うの4種の読み方が存在する。
意味
熟語
四字熟語
「囲」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
食馬解囲 |
囲内【なか】
[歴]江戸時代、江戸の市中の穢多(エタ)・非人(ヒニン)が集められて住んでいた一郭(イッカク)。
「いない(囲内)」、「かこいない(囲内)」とも呼ぶ。
参考ぶらく(部落)、あさくさしんちょう(浅草新町)
。
鉄囲山【てっちせん】
[梵]Cakravada-parvata
[仏]古代インドの世界観で、須弥山(シュミセン)を中心とする四大洲を取り囲む九山八海(クセンハッカイ)のうち、一番外側にある鉄でできている山。大地を支える金輪(コンリン)の外辺を縁どる鉄でできた山脈。内側の山脈の七金山と間には八海水がある。
囲内【いない】
[歴]なか(囲内)
。
囲内【かこいない】
[歴]なか(囲内)
。
囲炉裏/囲炉裡/居炉裏【いろり】
天井(テンジョウ)から自在鉤(ジザイカギ)を吊(ツ)り下(サ)げたり、格子棚(コウシダナ)を設けて食品の乾燥などにも利用する。
「地炉(ジロ、チロ)」、「炭櫃(スビツ)」とも呼ぶ。
火窪:ほくぼ(火窪)炉縁:ろぶち(炉縁)土壇:どだん(土壇)炭櫃:すびつ(炭櫃)地炉:じろ(地炉)自在鉤:じざいかぎ(自在鉤)座席:参照よこざ(横座)、たてざ(竪座)、きじり(木尻)
。
文字コード
「囲」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+56F2 |
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JISX0213 | 1-16-47 |
戸籍統一文字番号 2 | 053930 |
住基ネット統一文字 | J+56F2 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 1452 |
新大字典4 | 講談社 | 2460 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 1793 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 4722 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 1729 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「囲」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 囲の画数 :7画
- 囲の部首 : 囗
- 囲の読み方:トウ・イ・かこむ・かこう
- 囲の意味 :かこむ/かこみ/周りを取り巻く
ウサタロー