異体字「尅」については「尅(漢字)」をご覧ください。
剋とは、きびしい/きざむ/きめる/かつ/打ちかつなどの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、刀部に分類される。日本では国字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 剋 | |
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読み | 音読み | コク |
訓読み | か(つ) き(める) きざ(む) きび(しい) |
|
部首 | 刀部 | |
画数 | 総画数 | 9画 |
部首内画数 | 刀部7画 | |
国語施策 | 国字 | |
JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
漢字検定 | 漢検1級 |
字体 | 尅 |
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画数 | 10画 |
Unicode | U+5C05 |
JISX0213 | 1-53-81 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『剋』の字には少なくとも、剋・ 剋しい・ 剋む・ 剋める・ 剋つの5種の読み方が存在する。
意味
きびしい/きざむ/きめる/かつ/打ちかつ
熟語
漏刻/漏剋【ろうこく】
[英語]clepsydra
[歴]昔の水時計(waterclock)の一種。漏壺(ロウコ)と呼ぶ底に穴のある器に水を入れて漏箭(ロウセン)を浮かせ、水が少しづつ漏(モ)れ落ちる水位の変化を漏箭で表して時刻を示す装置。
「るこく(漏刻)」とも呼ぶ。
下剋上/下克上【げこくじょう】
身分・地位の下の者が上の者を押しのけて、地位や権力を奪い取ること。
「下、上に剋(カ)つ」の意味。
[歴]室町時代(南北朝時代)から戦国時代、実力のある下位の者が力で実権を奪い取り、台頭した社会風潮。
文字コード
「剋」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+524B |
---|---|
JISX0213 | 1-49-78 |
戸籍統一文字番号 2 | 023600 |
住基ネット統一文字 | J+524B |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 711 |
新大字典4 | 講談社 | 1204 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 887 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 2009 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 881 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「剋」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「剋」についての総括
- 剋の画数 :9画
- 剋の部首 : 刀
- 剋の読み方:コク・きびしい・きざむ・きめる・かつ
- 剋の意味 :きびしい/きざむ/きめる/かつ/打ちかつ
以上で「剋」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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