「劫」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「刧」については「刧(漢字)」をご覧ください。

劫とは、極めて長い時間／おびやかすなどの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、力部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

『劫』の字には少なくとも、劫ゴウ・劫コウ・劫キョウ・劫めるかすめる・劫かすおびやかすの5種の読み方が存在する。

極めて長い時間／おびやかす

劫【こう《こふ》】: [仏]無限に近い長い時間の単位。
一説に43億2,000万年。
慣用音は「ごう(劫)」。
⇔せつな(刹那)

「劫波([梵]kalpa)」の略。

囲碁(イゴ)で、双方で交互に相手方の一石を取り返せる形。
また、そのときのルール。
双方で取り返しを繰り返すと勝負がつかなくなるため、とられたあと直ぐに取り返してはならないとする。一手以上他に打ったあとで取り返すことはできる。
劫【ごう《ごふ》】: [仏]こう(劫)

「劫」の漢字を語中にもつ四字熟語4種を表にまとめる。

「劫」が入る四字熟語
永劫回帰えいごうかいき	兆載永劫ちょうさいようごう	万劫末代まんごうまつだい
未来永劫みらいえいごう

[仏]無限に近い長い時間の単位。
一説に43億2,000万年。
慣用音は「ごう(劫)」。

[仏]こう(劫)
。

[仏][人]釈迦(シャカ)の弟子。教団中で勇猛(ユウミョウ)端正(タンショウ)第一と言われた。
。

[梵]kalpa

[仏]こう(劫)
。

「劫」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。