「勾」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、まがる/先の曲がった器具などの意味をもつ漢字。4画の画数をもち、勹部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校卒業/大学/一般レベルの漢字とされる。

漢字「勾」
字体
読み 音読み コウ
《外》
訓読み 《外》とら(える)
《外》(がる)
部首 勹部
画数 総画数 4画
部首内画数 勹部2画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検2級

書き方・読み方

書き方

勾_書き方
勾の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、コウ勾がるまがる勾えるとらえるの4種の読み方が存在する。

意味

  1. まがる。がった器具。類義語:「勾配・勾欄」
  2. とらえる。えてめる。類義語:「勾引・勾留」

熟語

勾勒/鉤勒【こうろく】

[中国語]goule

[美]中国絵画の技法の一つ。形体の輪郭を細い線描(センガ)きでくくること。こうろくてんさい(鉤勒填彩)。

寺勾配【てらこうばい】

[建]石垣の積み方の一つ。
傾斜が一様または下部がやや緩やかになっているもの。
⇔みやこうばい(宮勾配)

宮勾配【みやこうばい】

[建]石垣の積み方の一つ。
傾斜が下部ほど緩やかになっているもの。
⇔てらこうばい(寺勾配)

勾当【こうとう】

もっぱらその事を担当して処理すること。また、それをする者。
[歴]中古、大膳職や記録所・大蔵省の率分所(リツブンジョ)・長殿(ナガトノ)の事務官。

高句麗/高勾麗【こうくり】

[朝鮮語]Koguryo、[中国語]Gaogouli、[英語]Koguryo

[歴]古代、北朝鮮から南満州に興った国(BC.37ころ~AD.668)。
高句麗人は狩猟遊牧民族で、ツングース系の貊族(MoZu)(ハクゾク)といわれる。
前1世紀ころ独立し、4世紀初めに楽浪郡を占領し、広開土王(AD.374~413)は積極的に領土を拡大した。

文字コード

「勾」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「勾」の文字コード一覧
Unicode 1 U+52FE
JISX0213 1-24-91
戸籍統一文字番号 2 029020
住基ネット統一文字 J+52FE

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「勾」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 848
新大字典4 講談社 1382
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 1044
大漢和辞典6 7 大修館書店 2500
大漢語林8 大修館書店 1033

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「勾」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「勾」についての総括
  1. 勾の画数 :4画
  2. 勾の部首 : 勹
  3. 勾の読み方:コウ・ク・まがる・とらえる
  4. 勾の意味 :まがる/先の曲がった器具
以上で「勾」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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