「原」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、はら/広くて平らな地などの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、厂部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「原」
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読み 音読み ゲン
《外》ガン
訓読み はら
《外》たず(ねる)
《外》もと
《外》ゆる()
部首 厂部
画数 総画数 10画
部首内画数 厂部8画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検9級
日本語能力検定 JLPT N3

書き方・読み方

書き方

原_書き方
原の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ゲンガン原すゆるすもとはら原ねるたずねるの6種の読み方が存在する。

意味

  1. はら。くてらな。「原野・高原・湿原・草原・氷原・平原」
  2. もと。物事のまり。こり。類義語:「原案・原因・原稿・原子・原始・原色・原泉・原点・原則・原由(げんゆ)・原理・原流・原料・起原・語原・根原・病原」
  3. の状態。「原語・原作・原人・原籍・原文・原本・原油」
  4. す。す。とする。「原宥(げんゆう)」
  5. 原子・原子力の略称。「原潜・原爆・原発」
  6. 《地名》はる。九州・沖縄地方などで使われる地名。「中原(なかばる)・春日原(かすがばる)・与那原(よなばる)」
原【はら】
[Romaji]Hara

  • 静岡県沼津市の地名。
  • 東海道五十三次の一つ。沼津と吉原の間。日本橋から約136キロメートルの地。
  • 熟語

    原【はら】

    [Romaji]Hara

    静岡県沼津市の地名。
    東海道五十三次の一つ。沼津と吉原の間。

    野原【のばる】

    [Romaji]Nobaru

    [地]のばるだけ(野原岳)
    [古]沖縄県宮古市(ミヤコシ)上野野原(ウエノノバル)の旧称。
    旧住所は沖縄県宮古郡(ミヤコグン)上野村(ウエノソン)野原。

    田原【たはら】

    [Romaji]Tahara

    たはらし(田原市)
    [古]たはらちょう(田原町)

    檜原【ひばら】

    ヒノキ(檜)の繁っている野原。

    三原【みはら】

    [Romaji]Mihara

    [地]みはらやま(三原山)
    みはらし(三原市)
    みはらむら(三原村)
    [交]みはらえき(三原駅)
    [古]みはらぐん(三原郡)
    [古]みはらちょう(三原町)

    文字コード

    「原」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

    「原」の文字コード一覧
    Unicode 1 U+539F
    JISX0213 1-24-22
    戸籍統一文字番号 2 034330
    住基ネット統一文字 J+539F

    文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

    検字番号

    検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

    「原」の検字番号一覧
    書籍 出版社 検字番号
    角川大字源3 角川書店 983
    新大字典4 講談社 1604
    新潮日本語漢字辞典5 新潮社 1190
    大漢和辞典6 7 大修館書店 2973
    大漢語林8 大修館書店 1171

    辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

    国語施策

    1946年(昭和21年)11月
    当用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
    1958年(昭和33年)
    学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
    昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第3学年の配当漢字として公示される。
    1977年(昭和52年)
    学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
    昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第2学年の配当漢字として公示される。
    1981年(昭和56年)10月
    常用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
    1989年(平成元年)
    学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
    平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
    9」に
    第2学年の配当漢字として公示される。
    2010年(平成22年)11月
    改定常用漢字表に掲載
    文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
    2017年(平成29年)
    学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
    令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
    第2学年の配当漢字として公示される。

    まとめ

    「原」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

    「原」についての総括
    1. 原の画数 :10画
    2. 原の部首 : 厂
    3. 原の読み方:ゲン・ガン・ゆるす・もと・はら・たずねる
    4. 原の意味 :はら/広くて平らな地
    以上で「原」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

    ウサタロー

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