「塗」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、ぬる/まぶす/ぬり付けるなどの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、土部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。

漢字「塗」
字体
読み 音読み
《外》
《外》
訓読み ()
《外》どろ
《外》まぶ()
《外》まみ(れる)
《外》みち
部首 土部
画数 総画数 13画
部首内画数 土部10画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検3級
日本語能力検定 JLPT N2

書き方・読み方

書き方

塗_書き方
塗の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、みち塗れるまみれる塗すまぶす塗るぬるどろの8種の読み方が存在する。

意味

  1. ぬる。まぶす。ぬりける。「塗工・塗装・塗布・塗料」
  2. どろ。まみれる。などにまみれる。「塗炭・泥塗」
  3. みち。道路。類義語:「塗説」

熟語

四字熟語

「塗」の漢字を語中にもつ四字熟語4種を表にまとめる。

「塗」が入る四字熟語
曳尾塗中えいびとちゅう 殊塗同帰しゅとどうき 霑体塗足てんたいとそく
塗抹詩書とまつししょ

塗板【とばん】

こくばん(黒板)

根来塗【ねごろぬり】

[Romaji]Negoronuri

中世、根来寺で作られた、日用の漆器。
黒漆塗・朱漆塗や黒漆塗に朱漆を重ね塗ったもの。
現在はウルシに土を混ぜて塗ったものもある。

輪島塗【わじまぬり】

石川県北部の輪島市に産する漆器。
下塗りに付近で産する特殊な地の粉(ジノコ)と呼ばれる粘土を用い、入念に仕上げるためる堅牢で知られる。また沈金装飾を特色とする。

丹塗/丹塗り【にぬり】

丹または朱で赤く塗ること、塗ったもの。
魔除(マヨ)けの意味がある。に(丹)。

真塗り/真塗【しんぬり】

黒漆(クロウルシ)で塗ること。また、その塗られた器物。

文字コード

「塗」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「塗」の文字コード一覧
Unicode 1 U+5857
JISX0213 1-37-41
戸籍統一文字番号 2 061020
住基ネット統一文字 J+5857

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「塗」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 1631
新大字典4 講談社 2743
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 2042
大漢和辞典6 7 大修館書店 5338
大漢語林8 大修館書店 1989

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「塗」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「塗」についての総括
  1. 塗の画数 :13画
  2. 塗の部首 : 土
  3. 塗の読み方:ト・タ・ズ・みち・まみれる・まぶす・ぬる・どろ
  4. 塗の意味 :ぬる/まぶす/ぬり付ける
以上で「塗」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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