幟とは、しるし/のぼり/目印となる旗などの意味をもつ漢字。15画の画数をもち、巾部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 幟 | |
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読み | 音読み | シ |
訓読み | しるし のぼり |
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部首 | 巾部 | |
画数 | 総画数 | 15画 |
部首内画数 | 巾部12画 | |
JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
漢字検定 | 漢検1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『幟』の字には少なくとも、幟・ 幟・ 幟の3種の読み方が存在する。
意味
しるし/のぼり/目印となる旗
熟語
四字熟語
「幟」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
旗幟鮮明 |
旗幟【きし】
(戦さの)旗(ハタ)と幟(ノボリ)。旗じるし。
表立って表明する立場・態度。
易幟【えきし】
[中国語]yizhi
旗をかえること。きし(旗幟)。
「易」は「交易」の「易」と同じで「かえる」こと。
岳の幟【たけののぼり】
毎年7月、長野県上田市の別所温泉で行われる雨乞い祭。国指定重要無形民俗文化財。
室町時代の1504(永正元)に始まり、数十本の幟旗(ノボリバタ)が夫神岳(オガミダケ)山頂の九頭竜権現(クズリュウ・ゴンゲン)と温泉街の間を練り歩く。
鯉幟り/鯉幟【こいのぼり】
参照やぐるま(矢車)、ふきながし(吹き流し、吹流し)
生産量の日本一は埼玉県加須市(カゾシ)。
近藤宮子作詞『コヒノボリ』では「ヤネヨリタカイ/コヒノボリ/オホキイマゴヒハ/オトウサマ、チヒサイヒゴヒハ/コドモタチ」と歌われている。
一般に父親の真鯉(マゴイ)は黒、母親の緋鯉(ヒゴイ)は赤、子供は青・緑・黄色など。
文字コード
「幟」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5E5F |
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JISX0213 | 1-54-80 |
戸籍統一文字番号 2 | 102750 |
住基ネット統一文字 | J+5E5F |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | |
新大字典4 | 講談社 | |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 3063 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 9080 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 2990 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「幟」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 幟の画数 :15画
- 幟の部首 : 巾
- 幟の読み方:シ・のぼり・しるし
- 幟の意味 :しるし/のぼり/目印となる旗
ウサタロー