異体字「曵」については「曵(漢字)」をご覧ください。
曳とは、ひく/ひっぱる/ひきずるなどの意味をもつ漢字。6画の画数をもち、曰部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 曳 | |
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読み | 音読み | エイ |
訓読み | ひ(く) | |
部首 | 曰部 日部 |
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画数 | 総画数 | 6画 |
部首内画数 | 曰部2画 日部2画 |
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国語施策 | 人名用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準1級 |
字体 | 曵 |
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画数 | 7画 |
Unicode | U+66F5 |
JISX0213 | 1-59-10 |
目次
書き方・読み方
書き方
読み方
『曳』の字には少なくとも、曳・ 曳くの2種の読み方が存在する。
意味
ひく/ひっぱる/ひきずる
熟語
四字熟語
「曳」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
曳尾塗中 |
羽曳野市【はびきのし】
[Romaji]HabikinoShi
大阪府南東部の市。北部を藤井寺市、北東部を柏原市、南部を富田林市、西部を堺市、北西部を松原市に接し、東端を奈良県に隣接。
藤井寺市(フジイデラシ)にかけて古市(フルイチ)古墳群がある。
足曳/足曳き【あしびき】
[軍]軍旗に対する敬礼。
将校・下士官は捧刀(ササゲトウ)、兵卒は捧銃(ササゲツツ)し、喇叭手はを吹奏する。
[軍]など、軍旗に関する諸儀式で吹奏する曲。
逢い引き/媾引/媾曳【あいびき】
男女の密会。[1]でーと(デート)。
。
日本三大曳山祭【にほんさんだいひきやままつり】
京都祇園祭(ギオンマツリ)・飛騨(ヒダ)高山祭・秩父夜祭(ヨマツリ)の総称。
。
足引きの/足引の/足曳きの/足曳の【あしひきの】
[枕詞]「山」・「を(峰)」に掛かる枕詞(マクラコトバ)。
平安末期に「あしびきの」と濁音に成る。
語義は万葉中期に不詳となり、掛かり方も不明。
文字コード
「曳」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+66F3 |
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JISX0213 | 1-17-40 |
戸籍統一文字番号 2 | 154540 |
住基ネット統一文字 | J+66F3 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 3968 |
新大字典4 | 講談社 | 6621 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 4728 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 14282 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 4412 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「曳」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 曳の画数 :6画
- 曳の部首 : 曰,日
- 曳の読み方:エイ・ひく
- 曳の意味 :ひく/ひっぱる/ひきずる
ウサタロー