棗とは、抹茶を入れるのに用いる茶器の一つ/なつめ/クロウメモドキ科の落葉高木などの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、木部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 棗 | |
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読み | 音読み | ソウ |
訓読み | なつめ | |
部首 | 木部 | |
画数 | 総画数 | 12画 |
部首内画数 | 木部8画 | |
JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
漢字検定 | 漢検1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『棗』の字には少なくとも、棗・ 棗の2種の読み方が存在する。
意味
抹茶を入れるのに用いる茶器の一つ/なつめ/クロウメモドキ科の落葉高木
- 棗【なつめ】
-
- [植]なつめ(ナツメ、棗)
- 染料の一種。ナツメの果実を乾燥して刻み、煮出して作る、茶系統の染め汁。
- (大きさに関係なく)ナツメの果実の形状に似ているもの。
- (特に)抹茶用の茶入れ、薄茶器(ウスチャキ)の一種。
大きさは大・中・小の三種、形は下がふくらんだ「尻張棗(シリハリナツメ)」・側面がふくらんだ「胴張棗(ドウバリナツメ)」・上がくぼみ胴が少し細まった「河太郎棗(カワタロウナツメ)」などがある。
素地(キジ)は挽き物・乾漆・竹・紙・陶磁器などがあり、多くは黒漆(コクシツ)塗り。- (仏壇などの)マッチの燃え差しを入れる、ナツメの果実の形状をした小形の火消壺(ヒケシツボ)。
熟語
棗【なつめ】
[植]なつめ(ナツメ、棗)
染料の一種。ナツメの果実を乾燥して刻み、煮出して作る、茶系統の染め汁。
(大きさに関係なく)ナツメの果実の形状に似ているもの。
ナツメ/棗【なつめ】
[学名]Zizyphusjujuba
[植]バラ目(Rosales)クロウメモドキ科(Rhamnaceae)ナツメ属(Zizyphus)の小高木。中国原産。果実は食用になる。
胴張棗【どうばりなつめ】
抹茶用の茶入れの棗の一種。側面がふくらんだもの。なつめ(棗)。
棗荘【そうそう】
[中国語]Zaozhuang
そうそうし(棗荘市)
。
ナツメヤシ/棗椰子【なつめやし】
[学名]Phoenixdactylifera、[英語]date(デート)/datepalm(デートパーム)
[植]ヤシ目(Arecales)ヤシ科(Arecaceae)ナツメヤシ属(Phoenix)の常緑高木。雌雄異株(シユウイシュ)。
果実はナツメに似た液果で、長さ3~4センチメートル。
文字コード
「棗」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+68D7 |
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JISX0213 | 1-60-07 |
戸籍統一文字番号 2 | 168590 |
住基ネット統一文字 | J+68D7 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 4298 |
新大字典4 | 講談社 | 7097 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 5188 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 14937 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 5225 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「棗」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「棗」についての総括
- 棗の画数 :12画
- 棗の部首 : 木
- 棗の読み方:ソウ・なつめ
- 棗の意味 :抹茶を入れるのに用いる茶器の一つ/なつめ/クロウメモドキ科の落葉高木
以上で「棗」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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