「烏」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、からす/カラス科の鳥の総称/類義語:鴉などの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、火部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

漢字「烏」
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読み 音読み


アン
エン
訓読み いずく(んぞ)
からす
くろ()
なん()
部首 火部
画数 総画数 10画
部首内画数 火部6画
国語施策 人名用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準1級

書き方・読み方

書き方

烏_書き方
烏の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、エンアン烏ぞなんぞ烏いくろいからす烏んぞいずくんぞの9種の読み方が存在する。

意味

  1. からす。カラスの総称。類義語:。「三羽烏・烏喙(うかい)・烏合・烏集・寒烏」
  2. い。黒色。「烏鷺・烏猫・烏揚羽(からすあげは)・烏羽玉(うばたま)」
  3. ああ。感嘆・嘆息の声語。類義語:。「烏乎(ああ)」
  4. いずくんぞ。なんぞ。「烏有(うゆう)」
  5. 太陽。。「烏兎(ウト)・金烏」

熟語

四字熟語

「烏」の漢字を語中にもつ四字熟語5種を表にまとめる。

「烏」が入る四字熟語
愛及屋烏あいきゅうおくう 烏焉魯魚うえんろぎょ 烏孫公主うそんこうしゅ
烏鳥私情うちょうしじょう 慈烏反哺じうはんぽ

義烏【ぎう】

[中国語]Yiwu

(YiwuShi)ぎうし(義烏市)

烏孫【うそん】

[中国語]Wusun

[歴]中国漢代から南北朝初期に西域にいたトルコ系遊牧民族。
また、その国。
匈奴(Xiongnu)の西方の天山北路(TianshanBeilu)、イスイククル湖([露]OzeroIssyk-Kul’)畔からイリ川([露]RekaIli)の盆地に住んでいた。

烏金【うきん】

赤銅の別称。
しゃくどう(赤銅)
墨の別称。
すみ(墨)

金烏【きんう】

太陽の別称。たいよう(太陽)。
太陽にカラスが住むという中国神話から。

烏林【うりん】

[中国語]Wulin

うりんちん(烏林鎮)

文字コード

「烏」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「烏」の文字コード一覧
Unicode 1 U+70CF
JISX0213 1-17-08
戸籍統一文字番号 2 214040
住基ネット統一文字 J+70CF

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「烏」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 5443
新大字典4 講談社 9205
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 6608
大漢和辞典6 7 大修館書店 18998
大漢語林8 大修館書店 6621

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

まとめ

「烏」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「烏」についての総括
  1. 烏の画数 :10画
  2. 烏の部首 : 火
  3. 烏の読み方:オ・エン・ウ・アン・ア・なんぞ・くろい・からす・いずくんぞ
  4. 烏の意味 :からす/カラス科の鳥の総称/類義語:鴉
以上で「烏」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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