牢とは、かたい/ひとや/罪人を閉じ込めておくところなどの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、牛部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 牢 | |
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読み | 音読み | ロウ ル リュウ |
訓読み | いけにえ かた(い) ひとや |
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部首 | 牛部 | |
画数 | 総画数 | 7画 |
部首内画数 | 牛部3画 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『牢』の字には少なくとも、牢・ 牢・ 牢・ 牢・ 牢い・ 牢の6種の読み方が存在する。
意味
かたい/ひとや/罪人を閉じ込めておくところ
熟語
土牢【つちろう】
横穴または竪穴を掘って作った牢屋(ロウヤ)。
地下牢。
。
牢名主【ろうなぬし】
[歴]江戸時代、牢役人が囚人の中から各房ごとに選んで命じた囚人の長。
牢内の制度・習慣に通じ、牢内の秩序を維持、雑事の取り締まりなどに当たった。
逃亡・自殺の警戒や、牢役人との連絡も行い、牢内で絶大の権力をもっていた。
座敷牢【ざしきろう】
[古]一般住居の座敷を改造して、精神的な疾患や痴呆(チホウ)の人を勝手に出歩(デアル)かないように閉じ込める部屋。
まだ精神科病院などが整(トトノ)っていず、精神科患者を恥(ハジ)と考えられていた当時までのもの。
江戸時代では、放蕩(ホウトウ)などの謹慎者(キンシンシャ)にも使用された。
牢座敷【ろうざしき】
[歴]あがりざしき(揚がり座敷、揚座敷)
[古]ざしきろう(座敷牢)
。
堅牢地神【けんろうじしん】
[仏]地天(ジテン)の別称。
じてん(地天)
。
文字コード
「牢」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+7262 |
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JISX0213 | 1-47-20 |
戸籍統一文字番号 2 | 224390 |
住基ネット統一文字 | J+7262 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 5643 |
新大字典4 | 講談社 | 9531 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 6851 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 19934 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 6703 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「牢」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 牢の画数 :7画
- 牢の部首 : 牛
- 牢の読み方:ロウ・ル・リュウ・ひとや・かたい・いけにえ
- 牢の意味 :かたい/ひとや/罪人を閉じ込めておくところ
ウサタロー