硯とは、すずりなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、石部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 硯 | |
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読み | 音読み | ケン ゲン |
訓読み | すずり | |
部首 | 石部 | |
画数 | 総画数 | 12画 |
部首内画数 | 石部7画 | |
国語施策 | 人名用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『硯』の字には少なくとも、硯・ 硯・ 硯の3種の読み方が存在する。
意味
すずり
- 硯【すずり】
-
- 文房具の一つ。
墨(スミ)を水で磨(ス)り下ろし、墨汁(ボクジュウ)を作る用具。
墨を磨る面は「陸(オカ)」、水を入れる凹(クボ)みは「池(イケ)」と呼ぶ。ぶんぼうしほう(文房四宝)、すいちゅう(水注)。- 名品の産地:たんけい(端渓、端溪)
- 文房具の一つ。
熟語
四字熟語
「硯」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。
筆耕硯田 | 磨穿鉄硯 |
硯【すずり】
文房具の一つ。
墨(スミ)を水で磨(ス)り下ろし、墨汁(ボクジュウ)を作る用具。
墨を磨る面は「陸(オカ)」、水を入れる凹(クボ)みは「池(イケ)」と呼ぶ。
硯箱【すずりばこ】
硯や墨(スミ)・筆などを入れておく箱。
忌詞(イミコトバ)で「あたりばこ(当り箱、当たり箱)」とも呼ぶ。
。
硯友社【けんゆうしゃ】
[歴][文]明治中期の、近代日本最初の文学結社。1885年(明治18年)2月大学予備門の学生であった尾崎紅葉が中心となり、山田美妙(ビミョウ)・石橋思案(シアン)・丸岡九華(キュウカ)らと結成。当時流行していた政治小説に対して芸術主義を標榜(ヒョウボウ)。
雄勝硯【おがつすずり】
宮城県石巻市東部の雄勝地区で産出する雄勝石(オガツイシ)から製した硯。
室町時代から始まる。おがついし(雄勝石)。
文字コード
「硯」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+786F |
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JISX0213 | 1-24-07 |
戸籍統一文字番号 2 | 270630 |
住基ネット統一文字 | J+786F |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 6583 |
新大字典4 | 講談社 | 10999 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 7937 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 24233 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 7723 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「硯」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「硯」についての総括
- 硯の画数 :12画
- 硯の部首 : 石
- 硯の読み方:ゲン・ケン・すずり
- 硯の意味 :すずり
以上で「硯」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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