異体字「礙」については「礙(漢字)」をご覧ください。
碍とは、ささえる/さまたげる/邪魔をするなどの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、石部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 碍 | |
---|---|---|
読み | 音読み | ガイ ゲ ギ |
訓読み | さまた(げる) | |
部首 | 石部 | |
画数 | 総画数 | 13画 |
部首内画数 | 石部8画 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準1級 |
字体 | 礙 |
---|---|
画数 | 19画 |
Unicode | U+7919 |
JISX0213 | 1-67-08 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『碍』の字には少なくとも、碍・ 碍・ 碍・ 碍げるの4種の読み方が存在する。
意味
ささえる/さまたげる/邪魔をする
熟語
四字熟語
「碍」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
融通無碍 |
無碍/無礙【むげ】
[中国語]wu’ai
何の障害もないこと。また、そのさま。
[仏]とらわれがなく自由自在なこと。
ガイシ/碍子【がいし】
[英語]insulator(絶縁体)
[電]鉄塔や電柱などに取り付けて送電線などの裸線を支える絶縁器具。磁器製で、これに鋳鉄製の金具をイオウ(硫黄)または樹脂で固定している。
「インシュレーター」とも呼ぶ。
詞無礙/詞無碍【しむげ】
[仏]じむげ(辞無礙、辞無碍)
。
四無礙/四無碍【しむげ】
[梵]catuspratisamvid
[仏]菩薩(ボサツ)や仏(ホトケ)が実現する、四つの自在な能力。「四無礙解(ゲゲ)」、「四無碍解(ゲゲ)」、「四無礙弁(ゲベン)」、「四無碍弁(ゲベン)」、「四無礙智(ゲチ)」、「四無碍智(ゲチ)」、「四無」、「四弁」とも呼ぶ。
【1】法無礙(ホウムゲ):教えの内容が真理に即(ソク)しているため自由自在であること。
辞無礙/辞無碍【じむげ】
[仏]菩薩(ボサツ)や仏(ホトケ)が実現する自在な能力、四無碍(シムゲ)の一つ。
「しむげ(詞無礙、詞無碍)」とも呼ぶ。しむげ(四無礙、四無碍)。
文字コード
「碍」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+788D |
---|---|
JISX0213 | 1-19-23 |
戸籍統一文字番号 2 | 271170 |
住基ネット統一文字 | J+788D |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 6596 |
新大字典4 | 講談社 | 11017 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 7953 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 24283 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 7735 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「碍」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「碍」についての総括
- 碍の画数 :13画
- 碍の部首 : 石
- 碍の読み方:ゲ・ギ・ガイ・さまたげる
- 碍の意味 :ささえる/さまたげる/邪魔をする
以上で「碍」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。