「禿」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

禿とは、かむろ/かぶろ/はげるなどの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、禾部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

漢字「禿」
字体 禿
読み 音読み トク
訓読み かむろ
(びる)
(げる)
はげ
部首 禾部
画数 総画数 7画
部首内画数 禾部2画
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準1級

書き方・読み方

書き方

禿_書き方
禿の書き順【筆順】

読み方

禿』の字には少なくとも、禿トク禿はげ禿げるはげる禿びるちびる禿かむろの5種の読み方が存在する。

意味

かむろ/かぶろ/はげる

禿【かぶろ】
  • [古]子供の髪型の一つ。髪を短く切り揃え、結ばないで垂れているもの。また、その髪型の子供。
    江戸時代以降は「かむろ(禿)」とも呼ぶ。わらわがみ(童髪)。
  • 髪のない頭。はげ(禿)。
    江戸時代以降は「かむろ(禿)」とも呼ぶ。ちゃびんあたま(茶瓶頭)。
  • 花魁(オイラン)・太夫(タユウ)・天神(テンジン)などの上級の遊女について雑用などをする十歳前後から十三歳くらいの見習いの少女。
    江戸時代以降は「かむろ(禿)」とも呼ぶ。
  • 禿立ち:かぶろだち(禿立ち)
  • 熟語

    禿【かぶろ】

    [古]子供の髪型の一つ。髪を短く切り揃え、結ばないで垂れているもの。また、その髪型の子供。

    愚禿【ぐとく】

    [Romaji]gutoku

    [仏]僧侶が自分をへりくだって言う一人称。
    「愚かな禿頭(ハゲアタマ)」の意味。
    [人](特に)親鸞(シンラン)の自称。

    禿立ち【かぶろだち】

    遊女になる前に上級の遊女に仕え、その見習いをする期間。
    見習い(禿<カブロ>)のころから遊郭にいて遊女に仕立て上げられ、遊郭のことをよくわきまえ知っている遊女。

    禿びる/禿る【ちびる】

    (筆先などが)すりへる・すり切れる。
    禿びた鉛筆

    ハゲワシ/禿鷲【はげわし】

    [鳥]ワシタカ目(Accipitriformes)ワシタカ科(Accipitridae)の大形猛禽の総称。
    俗称は「ハゲタカ(禿鷹)」。[1]こんどる(コンドル)。

    文字コード

    「禿」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

    「禿」の文字コード一覧
    Unicode 1 U+79BF
    JISX0213 1-38-37
    戸籍統一文字番号 2 279070
    住基ネット統一文字 J+79BF

    文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

    検字番号

    検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

    「禿」の検字番号一覧
    書籍 出版社 検字番号
    角川大字源3 角川書店 6783
    新大字典4 講談社 11298
    新潮日本語漢字辞典5 新潮社 8184
    大漢和辞典6 7 大修館書店 24910
    大漢語林8 大修館書店 677

    辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

    まとめ

    「禿」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

    「禿」についての総括
    1. 禿の画数 :7画
    2. 禿の部首 : 禾
    3. 禿の読み方:トク・はげ・はげる・ちびる・かむろ
    4. 禿の意味 :かむろ/かぶろ/はげる
    以上で「禿」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

    ウサタロー

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