「積」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、つむ/つもる/重ねる/集めるなどの意味をもつ漢字。16画の画数をもち、禾部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「積」
字体
読み 音読み セキ
《外》シャク
《外》
訓読み ()
(もる)
《外》たくわ(える)
部首 禾部
画数 総画数 16画
部首内画数 禾部11画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検7級
日本語能力検定 JLPT N3

書き方・読み方

書き方

積_書き方
積の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、セキシャク積もるつもる積むつむ積えるたくわえるの6種の読み方が存在する。

意味

  1. つむ。つもる。ねる。める。
    • セキ。「積雲・積載・積財・積雪・積善・山積・集積・滞積・堆積(たいせき)・蓄積・累積」
    • シャク。セキ。「積悪」
  2. の感情がつもる。る。
    • セキ。「積怨・積年・積弊・鬱積(うっせき)」
    • シャク。「積聚(しゃくじゅ)」
  3. 《数学》きさ。さ。複数のけた。対義語:
    • セキ。「体積・地積・面積・容積」
  4. 《数学》積分の略称。
    • セキ。「積分・求積・微積」

積の用法:四則計算

四則計算【しそくけいさん】とは、算術のなかで最も基本とされる四つの演算手法。「四則演算」や「加減乗除」とも呼ばれる。演算結果についても「和差積商」とまとめて呼ぶことがある。

四則計算の種類
演算名称 演算記号 略字 意味 演算結果
加算・加法 し算
減算・減法 き算
乗算・乗法 × ・ * け算
除算・除法 ÷ / : り算

積の用法:尺貫法(大きさ・体積・容積・容量)

尺貫法(大きさ・体積・容積・容量)【しゃっかんほう】とは、尺貫法(しゃっかんほう)は昔の日本で利用していた長さや面積などの単位系。計量法により1958年に廃止された。

尺貫法(大きさ・体積・容積・容量)の一覧
単位 単位変換 SI変換
10斗 約180.39リットル
10升 約18.039リットル
10合 約1.8039リットル
10勺 約180.39ミリリットル
10才 約18.039ミリリットル
/ 10弗 約1.8039ミリリットル
1弗 約0.1803ミリリットル
(積荷) 10才 約278.26リットル
(積荷) 1才 約27.826リットル

熟語

四字熟語

「積」の漢字を語中にもつ四字熟語6種を表にまとめる。

「積」が入る四字熟語
積羽沈舟せきうちんしゅう 積厚流光せきこうりゅうこう 積日累久せきじつるいきゅう
積水成淵せきすいせいえん 積土成山せきどせいざん 堆金積玉たいきんせきぎょく

穂積【ほづみ】

[Romaji]Hozumi/Hodumi

ほづみちょう(穂積町)
[交]ほづみえき(穂積駅)

底積み【そこづみ】

荷物を何段にも積むとき、底に積まれること。また、その荷物。
「下積(シタヅ)み」とも呼ぶ。

下積み【したづみ】

他の荷物の下に積まれること。また、下に積まれた荷物。
「底積(ソコヅ)み」とも呼ぶ。

積丹【しゃこたん】

[Romaji]Shakotan

[地]しゃこたんはんとう(積丹半島)
しゃこたんぐん(積丹郡)
しゃこたんちょう(積丹町)

布積み【ぬのづみ】

[建]石積みの一様式。
長方形の切り石を水平に積み重ねたもの。
⇔たにづみ(谷積み)

文字コード

「積」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「積」の文字コード一覧
Unicode 1 U+7A4D
JISX0213 1-32-49
戸籍統一文字番号 2 282850
住基ネット統一文字 J+7A4D

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「積」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 6864
新大字典4 講談社 11423
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 8300
大漢和辞典6 7 大修館書店 25266
大漢語林8 大修館書店 8056

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第4学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「積」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「積」についての総括
  1. 積の画数 :16画
  2. 積の部首 : 禾
  3. 積の読み方:セキ・シャク・シ・つもる・つむ・たくわえる
  4. 積の意味 :つむ/つもる/重ねる/集める
以上で「積」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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