異体字「籖」については「籖(漢字)」をご覧ください。
籤とは、かずとり/数をかぞえるときに使う棒/くじなどの意味をもつ漢字。23画の画数をもち、竹部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 籤 | |
---|---|---|
読み | 音読み | セン |
訓読み | くし くじ ひご |
|
部首 | 竹部 | |
画数 | 総画数 | 23画 |
部首内画数 | 竹部17画 | |
JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
漢字検定 | 漢検1級 |
字体 | 籖 |
---|---|
画数 | 21画 |
Unicode | U+7C56 |
JISX0213 | 1-68-63 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『籤』の字には少なくとも、籤・ 籤・ 籤・ 籤の4種の読み方が存在する。
意味
かずとり/数をかぞえるときに使う棒/くじ
- 籤【ひご】
-
- 竹を細く割って削ったもの。
火で炙(アブ)ると曲げることができ、冷えると曲がったままになる。
提灯(チョウチン)・模型飛行機などの細工物用。
「竹ひご(竹籤)」とも呼ぶ。- 「籤」は「くじ」とも読む。
- 竹を細く割って削ったもの。
熟語
籤【ひご】
竹を細く割って削ったもの。
火で炙(アブ)ると曲げることができ、冷えると曲がったままになる。
提灯(チョウチン)・模型飛行機などの細工物用。
竹ひご/竹籤【たけひご】
ひご(籤)
。
宝くじ/宝籤【たからくじ】
江戸時代初期、摂津国箕面(ミノオ)(現在の大阪府箕面市)の瀧安寺で行われた富会(トミエ)というお守りが最初といわれる。江戸の三富とは、谷中の感応寺・目黒の滝泉寺・湯島の天神をいう。文化期(1804~1818)が全盛で、江戸幕府は1842(天保13)に富くじを禁止した。
富くじ/富籤/富鬮【とみくじ】
[歴]江戸時代に流行した賭博(トバク)の一種。
「とみつき(富突き、富突)」、「福富(フクトミ)」、「見徳(ケントク)」とも呼ぶ。さんとみ(三富)、かげとみ(影富)、かくれとみ(隠富)。
くじ引き/籤引き/籤引【くじびき】
[英語]lottery
(物事を決めるため)くじを引くこと。抽籤(チュウセン)。
「くじとり(くじ取り、籤取り、籤取)」とも呼ぶ。
文字コード
「籤」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+7C64 |
---|---|
JISX0213 | 1-68-62 |
戸籍統一文字番号 2 | 299240 |
住基ネット統一文字 | J+7C64 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 7182 |
新大字典4 | 講談社 | 11931 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 8720 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 26769 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 8453 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「籤」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 籤の画数 :23画
- 籤の部首 : 竹
- 籤の読み方:セン・ひご・くじ・くし
- 籤の意味 :かずとり/数をかぞえるときに使う棒/くじ
ウサタロー