「肉」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

肉とは、にく／動物の皮膚に覆われ骨を包む柔らかい物質／皮下組織全体などの意味をもつ漢字。6画の画数をもち、肉部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『肉』の字には少なくとも、肉ニュ・ 肉ニク・ 肉ジュウ・ 肉ジュ・ 肉ジク・ 肉ししの6種の読み方が存在する。

意味

1. にく。動物の皮膚に覆われ骨を包む柔らかい物質。皮下組織全体。「筋肉・贅肉・肉質」
2. からだ。人間の体。人の身体。「肉体・肉感・肉欲」
3. 食用の肉。「肉牛・肉汁・肉食・牛肉・豚肉・鶏肉・魚肉・馬肉・羊肉・精肉」
4. 肉のように柔らかいもの。皮に包まれた実の部分。「果肉・梅肉・葉肉」
5. じか。直に。機械・機具を使わない。直接。生身。「肉眼・肉声・肉筆」
6. 印肉の略称。判子(はんこ)の顔料、またその容器。「朱肉・肉池」
7. 身近な血縁関係。血のつながり。「肉親・骨肉」

熟語

四字熟語

「肉」の漢字を語中にもつ四字熟語8種を表にまとめる。

肉趾【にくし】

[哺]にくきゅう(肉球)
。

肉／宍【しし】

人体の肉(ニク)。
太り肉(ジシ)：太っていること。
動物の肉。

肉髯【にくぜん】

[鳥]一部の鳥類の頭部にある、頬(ホオ)から首にかけて垂れている肉質の隆起。羽毛を欠き、赤くなっている。
シチメンチョウ(七面鳥)・ニワトリ(鶏)・キジ(雉)などに見られる。

魚肉【ぎょにく】

[食]魚の肉。1952年(昭和27年)日本水産、魚肉ソーセージ(フィッシュソーセージ)を発売。
[食]魚と獣肉。

肉腫【にくしゅ】

[病]上皮組織以外の組織から発生する悪性腫瘍(アクセイシュヨウ)。
筋肉・脈管・軟骨・骨・造血組織・神経などに発生するもの。
癌腫(ガンシュ)(一般名:ガン)よりも若年層に多くみられ、増殖・転移が速い。

文字コード

「肉」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「肉」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。