「脂」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、あぶら/動物性のあぶらなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、肉部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「脂」
字体
読み 音読み
訓読み あぶら
《外》べに
《外》やに
部首 肉部
画数 総画数 10画
部首内画数 肉部6画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検4級
日本語能力検定 JLPT N2

書き方・読み方

書き方

脂_書き方
脂の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、やにべにあぶらの4種の読み方が存在する。

意味

  1. あぶら。動物性のあぶら。「脂膩(しじ)・脂肪・凝脂・牛脂・脱脂・皮脂・油脂」
  2. やに。樹木がもつ。「樹脂・脂燭(しそく)」
  3. べに。くちべに。紅色の顔料。「臙脂(えんじ)・脂粉」

熟語

屍脂【しし】

[英語]adipocere

しろう(屍蝋、死蝋)

脂肝【しかん】

[病]しぼうかん(脂肪肝)

臙脂虎【えんじこ】

嫉妬深い女。

皮脂漏【ひしろう】

[病]脂漏の別称。
しろう(脂漏)

類脂質【るいししつ】

[英語]lipoid

[化]脂肪に類似する性質や構造をもつ化合物の総称。
エーテル・ベンゾールなどの溶媒に溶ける脂溶性の天然物。
「リポイド」とも呼ぶ。

文字コード

「脂」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「脂」の文字コード一覧
Unicode 1 U+8102
JISX0213 1-27-73
戸籍統一文字番号 2 328700
住基ネット統一文字 J+8102

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「脂」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 7896
新大字典4 講談社 13133
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 9571
大漢和辞典6 7 大修館書店 29463
大漢語林8 大修館書店 4722

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「脂」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「脂」についての総括
  1. 脂の画数 :10画
  2. 脂の部首 : 肉
  3. 脂の読み方:シ・やに・べに・あぶら
  4. 脂の意味 :あぶら/動物性のあぶら
以上で「脂」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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