蛛とは、蜘蛛/くも/クモ目の動物の総称などの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、虫部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 蛛 | |
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読み | 音読み | チュ シュ チュウ |
訓読み | くも | |
部首 | 虫部 | |
画数 | 総画数 | 12画 |
部首内画数 | 虫部6画 | |
JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
漢字検定 | 漢検準1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『蛛』の字には少なくとも、蛛・ 蛛・ 蛛・ 蛛の4種の読み方が存在する。
意味
蜘蛛/くも/クモ目の動物の総称
熟語
クモ/蜘蛛【くも】
[動]クモ綱(Arachnida)真正クモ目(Araneae)に属する節足動物の総称。
クモの糸は、太い縦糸、中細で粘球(ネンキュウ)の横糸、獲物を絡(カラ)める細い糸など数種類がある。
小グモの空中浮遊:ごっさまー(ゴッサマー)
英語:スパイダー(spider)。
土蜘蛛【つちぐも】
ジグモ(地蜘蛛)の別称。
じぐも(ジグモ、地蜘蛛)
[歴]上代、日本各地で穴居生活をしていた原住民。大和朝廷に服従せず異民族視され、蔑視して名付けた呼称。
蜘蛛の糸【くものいと】
[虫]くものいと(クモの糸、蜘蛛の糸)
[劇]歌舞伎舞踊の『蜘蛛絲梓弦(クモノイトアズサノユミハリ)』の通称。
[文]芥川龍之介の小説。やこぶのはしご(ヤコブの梯子)。
雲助/蜘蛛助【くもすけ】
[歴]江戸中期以後、宿場・渡し場・街道で駕籠舁(カゴカ)き・荷運びなどを職業としていた人足。
人の弱みにつけ込んでゆするなど、たちの悪い者が多かった。
名称は、住所不定で浮き雲のようにあちこちをさまよっているからとも、客を引くさまが巣を張ったクモ(蜘蛛)の虫を捕えるさまに似ているからともいう。
オニグモ/鬼蜘蛛【おにぐも】
[英語]gardenspider(ニワオニグモ)/diademspider、[学名]Araneusdiadematus
[虫]節足動物クモ形綱(Arachnida)真正クモ目(Araneida)コガネグモ科(Argiopidae)のクモ。大形で、雌は体長約25~30ミリメートル、雄は約20ミリメートル。背面に凹凸があり、脚は太く長い。
文字コード
「蛛」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+86DB |
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JISX0213 | 1-73-65 |
戸籍統一文字番号 2 | 375310 |
住基ネット統一文字 | J+86DB |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 8772 |
新大字典4 | 講談社 | 14665 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 11245 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 33002 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 10055 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「蛛」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 蛛の画数 :12画
- 蛛の部首 : 虫
- 蛛の読み方:チュウ・チュ・シュ・くも
- 蛛の意味 :蜘蛛/くも/クモ目の動物の総称
ウサタロー