蛭とは、ひる/ヒル綱の環形動物の総称などの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、虫部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 蛭 | |
---|---|---|
読み | 音読み | シツ シチ テツ デチ チツ テイ タイ |
訓読み | ひる | |
部首 | 虫部 | |
画数 | 総画数 | 12画 |
部首内画数 | 虫部6画 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『蛭』の字には少なくとも、蛭・ 蛭・ 蛭・ 蛭・ 蛭・ 蛭・ 蛭・ 蛭の8種の読み方が存在する。
意味
ひる/ヒル綱の環形動物の総称
熟語
ヒル/蛭【ひる】
[Romaji]hiru
[動]有帯亜門(Clitellata)ヒル綱(Hirudinoidea)に属する環形動物(Annelida)の総称。陸生・淡水生・海水生などがいる。ひるじん(ヒルジン)。
蛭の子【ひるのこ】
[Romaji]HirunoKo
[日本神話]ひるこ(蛭子、水蛭子)。
蛭子/水蛭子【ひるこ】
[Romaji]HiruKo
(hiruko)手足が未発達で生れた新生児。
「ひるのこ(蛭の子)」とも呼ぶ。
「(手足のない)ヒル(蛭)の子のようだ」の意味。
ヤマビル/山蛭【やまびる】
[学名]Haemadipsazeylanicajaponica
[動]ヒル網(Hirudinoidea)アゴビル目(顎蛭目)(Arhynchobdellida)ヤマビル科(Haemadipsidae)のヒル。雌雄同体。本州・四国・九州の山地と奄美諸島・八重山列島の樹上や湿地に生息。
ヒルギ/蛭木/漂木【ひるぎ】
[学名]Rhizophoraceae
[植]キントラノオ目(Malpighiales)ヒルギ科(Rhizophoraceae)の常緑樹の総称。オヒルギ・メヒルギ・オオバヒルギ・ヤエヤマヒルギなど。
耐塩性で、熱帯海岸湿地のマングローブを形成する。
文字コード
「蛭」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+86ED |
---|---|
JISX0213 | 1-41-40 |
戸籍統一文字番号 2 | 375760 |
住基ネット統一文字 | J+86ED |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 8771 |
新大字典4 | 講談社 | 14687 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 11246 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 33048 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 10053 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「蛭」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「蛭」についての総括
- 蛭の画数 :12画
- 蛭の部首 : 虫
- 蛭の読み方:デチ・テツ・テイ・チツ・タイ・シツ・シチ・ひる
- 蛭の意味 :ひる/ヒル綱の環形動物の総称
以上で「蛭」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。