誅とは、ころす/うつ/罪のある者を責めて殺す/せめる/とがめるなどの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、言部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 誅 | |
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読み | 音読み | チュウ チュ |
訓読み | う(つ) ころ(す) せ(める) ほろ(ぼす) |
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部首 | 言部 | |
画数 | 総画数 | 13画 |
部首内画数 | 言部6画 | |
JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
漢字検定 | 漢検1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『誅』の字には少なくとも、誅・ 誅・ 誅ぼす・ 誅める・ 誅す・ 誅つの6種の読み方が存在する。
意味
ころす/うつ/罪のある者を責めて殺す/せめる/とがめる
熟語
四字熟語
「誅」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
苛斂誅求 |
天誅【てんちゅう】
天が下す罰。天罰(テンバツ)。
(有徳の人が)天に代って罰すること。
天誅組/天忠組【てんちゅうぐみ】
[歴]江戸幕末、諸藩を脱藩した尊攘討幕派が組織した集団。
吉村寅太郎・藤本鉄石(テッセキ)・松本奎堂(ケイドウ)ら中心となり、1863(文久3)天誅組の乱を起したが幕軍に敗れ壊滅した。てんちゅうぐみのらん(天誅組の乱)。
天誅組の乱【てんちゅうぐみのらん】
[歴]江戸幕末、大和国(現:奈良県)で最初に挙兵した天誅組(天忠組)による尊攘討幕派の反乱。
諸藩を脱藩した急進派の集団天誅組が、1863(文久3)公卿の侍従中山忠光(タダミツ)を主将に擁し、孝明天皇大和行幸(ギョコウ)の先駆(センク)をなそうとして挙兵。
八月十七日、五条代官所を襲撃して代官を殺し、十津川(トツカワ)郷士も加え大和高取城に向う。
文字コード
「誅」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+8A85 |
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JISX0213 | 1-75-47 |
戸籍統一文字番号 2 | 402650 |
住基ネット統一文字 | J+8A85 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 9335 |
新大字典4 | 講談社 | 15749 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 11939 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 35472 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 10693 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「誅」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 誅の画数 :13画
- 誅の部首 : 言
- 誅の読み方:チュウ・チュ・ほろぼす・せめる・ころす・うつ
- 誅の意味 :ころす/うつ/罪のある者を責めて殺す/せめる/とがめる
ウサタロー