諜とは、まわし者/間者/うかがう/様子をさぐるなどの意味をもつ漢字。16画の画数をもち、言部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 諜 | |
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読み | 音読み | チョウ ショウ |
訓読み | うかが(う) さぐ(る) しめ(す) ふだ |
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部首 | 言部 | |
画数 | 総画数 | 16画 |
部首内画数 | 言部9画 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『諜』の字には少なくとも、諜・ 諜・ 諜・ 諜す・ 諜る・ 諜うの6種の読み方が存在する。
意味
まわし者/間者/うかがう/様子をさぐる
熟語
斥候/窺見/候/間諜【うかみ】
「窺(ウカガ)い見る」の意。
[古]その土地や相手方の事情や動静を知るため、様子をさぐること。また、その者。防諜【ぼうちょう】
敵の諜報(チョウホウ)活動や謀略(ボウリャク)活動を事前に察知(サッチ)して防ぎ、機密(キミツ)・情報などの漏洩(ロウエイ)を避(サ)けること。
⇔ちょうほう(諜報)、ぼうりゃく(謀略)
自衛隊:じょうほうほぜんたい(情報保全隊)
英語:カウンターエスビオナージ(counterespionage)。
ドイツ語:シュピオナーゲアプベール(Spionageabwehr)。
諜報【ちょうほう】
相手または敵の情勢・動向・秘密・計画などをひそかに探り、同胞または味方に知らせること。また、その知らせ。
⇔ぼうちょう(防諜)
諜報活動:えすぴおなーじゅ(エスピオナージュ)諜報機関:ちょうほうきかん(諜報機関)諜報員:すぱい(スパイ)
。
間諜【かんちょう】
「うかみ」とも読む。
。
諜報員【ちょうほういん】
[英語]spy
すぱい(スパイ)
。
文字コード
「諜」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+8ADC |
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JISX0213 | 1-36-21 |
戸籍統一文字番号 2 | 405130 |
住基ネット統一文字 | J+8ADC |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 9427 |
新大字典4 | 講談社 | 15847 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 12041 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 35697 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 10796 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「諜」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 諜の画数 :16画
- 諜の部首 : 言
- 諜の読み方:チョウ・ショウ・ふだ・しめす・さぐる・うかがう
- 諜の意味 :まわし者/間者/うかがう/様子をさぐる
ウサタロー