辻とは、つじ/十字路などの意味をもつ漢字。6画の画数をもち、辵部に分類される。日本では人名用漢字、国字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 辻 | |
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読み | 音読み | |
訓読み | つじ | |
部首 | 辵部 | |
画数 | 総画数 | 6画 |
部首内画数 | 辵部2画 | |
国語施策 | 人名用漢字・国字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『辻』の字には少なくとも、辻の1種の読み方が存在する。
意味
つじ/十字路
- 辻【つじ】
-
- 二つの道路が十字形に交差している所。十字路・四つ辻。
- (転じて)人が行き交(カ)う、道端(ミチバタ)・道筋(ミチスジ)。
- 裁縫で、縫い目が十文字になるところ。
- 十文字の模様。
- 「辻」は国字。
熟語
辻【つじ】
二つの道路が十字形に交差している所。十字路・四つ辻。
(転じて)人が行き交(カ)う、道端(ミチバタ)・道筋(ミチスジ)。
辻占【つじうら】
占(ウラ)いの一種。
黄楊櫛(ツゲグシ)を持って四つ辻に立ち、道祖神(ドウソジン)を念じながら往来する人の言葉を聞いて、物事の吉凶(キッキョウ)を判断すること。
小さな紙片に吉凶を占う手掛かりとなるような短い文句(モンク)が書かれたもの。
辻斬り/辻斬【つじぎり】
[歴]昔、武士が刀の切れ味を試(タメ)したり、腕試(ウデタメ)し・物取(モノト)りなどの目的のため、夜間に辻や道端(ミチバタ)に待ち伏せし、不意に行きずりの人を斬(キ)ったこと。また、その武士。ためしぎり(試し斬り、試斬)。
辻占煎餅【つじうらせんべい】
[食]占いの文句(モンク)が書かれた小さな紙片(辻占)を挟(ハサ)んだ巻き煎餅。つじうら(辻占)、がれっと(ガレット)。
。
辻畑古墳【つじばたけこふん】
[歴]静岡県沼津市東熊堂(ヒガシクマンドウ)にある前方後方墳。
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文字コード
「辻」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+8FBB |
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JISX0213 | 1-36-52 |
戸籍統一文字番号 2 | 437750 |
住基ネット統一文字 | J+BC2F |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 10079 |
新大字典4 | 講談社 | 17043 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 12698 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 38711 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 11460 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「辻」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 辻の画数 :6画
- 辻の部首 : 辵
- 辻の読み方:つじ
- 辻の意味 :つじ/十字路
ウサタロー