遁とは、しりごみする/のがれる/にげる/さけるなどの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、辵部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
| 字体 | 遁 | |
|---|---|---|
| 読み | 音読み | トン ドン シュン ジュン |
| 訓読み | しりご(みする) のが(れる) |
|
| 部首 | 辵部 | |
| 画数 | 総画数 | 13画 |
| 部首内画数 | 辵部9画 | |
| 国語施策 | 人名用漢字 | |
| JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
| 漢字検定 | 漢検準1級 | |
書き方・読み方
書き方

読み方
『遁』の字には少なくとも、遁・ 遁・ 遁・ 遁・ 遁れる・ 遁みするの6種の読み方が存在する。
意味
しりごみする/のがれる/にげる/さける
熟語
水遁【すいとん】
遁術(トンジュツ)(忍術)の一種。
水を利用して姿を隠したり、その場を遁(ノガ)れるもの。
中空の水草や刀の鞘(サヤ)を使って水中で呼吸したり、水下駄(ミズゲタ)で水上を歩くなど。
木遁【もくとん】
遁術(トンジュツ)(忍術)の一種。
樹木・木の葉・草などを利用して、姿を隠したり、その場を遁(ノガ)れるもの。
「木遁の術(ジュツ)」とも呼ぶ。
火遁【かとん】
火の中に入って身を隠すという幻術(ゲンジュツ)・忍術。
実際には火や火薬を利用した閃光(センコウ)や煙・爆音を使ってその場を遁(ノガ)れるもの。
「火遁の術」とも呼ぶ。
水遁の術【すいとんのじゅつ】
すいとん(水遁)
。
木遁の術【もくとんのじゅつ】
もくとん(木遁)
。
文字コード
「遁」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
| Unicode 1 | U+9041 |
|---|---|
| JISX0213 | 1-38-59 |
| 戸籍統一文字番号 2 | 442090 |
| 住基ネット統一文字 | J+BCDF |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
| 書籍 | 出版社 | 検字番号 |
|---|---|---|
| 角川大字源3 | 角川書店 | |
| 新大字典4 | 講談社 | |
| 新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 12869 |
| 大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
| 大漢語林8 | 大修館書店 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「遁」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「遁」についての総括
- 遁の画数 :13画
- 遁の部首 : 辵
- 遁の読み方:ドン・トン・ジュン・シュン・のがれる・しりごみする
- 遁の意味 :しりごみする/のがれる/にげる/さける
以上で「遁」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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