「陸」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

陸とは、おか／くが／山や丘、原などが続く大地などの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、阜部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『陸』の字には少なくとも、陸ロク・ 陸リク・ 陸くが・ 陸おかの4種の読み方が存在する。

意味

1. おか。くが。山や丘、原などが続く大地。対義語：海
   • リク。「陸運・陸橋・陸軍・陸上・陸地・陸里・陸路・上陸・水陸・大陸・着陸・離陸」
2. 陸軍／陸上自衛隊の略称。
   • リク。「陸尉・陸士・陸佐・陸相・陸将・陸曹」
3. 次々と連なり続く様子。
   • リク。「陸続」
4. 六の大字。
   • ロク。「陸尺・陸寸」
5. 平ら。凸凹が無い。
   • リク。ロク。「不陸・陸屋根」
6. 陸奥の国(むつのくに)の略称。
   • リク。ロク。「陸奥(むつ／りくおう)・陸州・陸前・陸中・三陸」

陸の用法：大字

大字【だいじ】とは、単純な形をした漢数字を代用した表記手法。商取引などで文字の改竄による詐欺を防止する目的がある。証書を取り交わす際、記載される額面などに利用されている。

陸の用法：北陸道(行政区画)

北陸道(行政区画)【ほくりくどう】とは、飛鳥時代以降における地域区分および行政区画の一つ。五畿七道の一道に数えられる。
現在の新潟県、富山県、石川県、福井県にまたがる地域をさす。

陸の用法：東山道(行政区画)

東山道(行政区画)【とうさんどう】とは、飛鳥時代以降における地域区分および行政区画の一つ。五畿七道の一道に数えられる。
現在の青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、栃木県、群馬県、長野県、岐阜県、滋賀県にまたがる地域をさす。

熟語

四字熟語

「陸」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

陸【くが】

陸地。
「くにが(国処)」または「くぬが」の転。
。

陸【ろく】

[中国語]lu

地面が平坦なこと。
[建]水平なこと。
⇔ふろく(不陸)
陸を見る(水平を調べる)、陸が悪い(水平が狂っている)。

陸奥【むつ】

[Romaji]Mutsu

陸／碌【ろく】

物が正しいこと。きちんとしていること。物事が正常なこと。

常陸【ひたち】

[Romaji]Hitachi

文字コード

「陸」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「陸」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。