鷺とは、さぎ/鳥のさぎなどの意味をもつ漢字。24画の画数をもち、鳥部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 鷺 | |
---|---|---|
読み | 音読み | ロ リョ |
訓読み | さぎ | |
部首 | 鳥部 | |
画数 | 総画数 | 24画 |
部首内画数 | 鳥部13画 | |
国語施策 | 人名用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『鷺』の字には少なくとも、鷺・ 鷺・ 鷺の3種の読み方が存在する。
意味
さぎ/鳥のさぎ
熟語
白鷺【はくろ】
[鳥]しらさぎ(シラサギ、白鷺)
白鷺城(ハクロジョウ):ひめじじょう(姫路城)
。
朱鷺【しゅろ】
[鳥]とき(トキ、朱鷺、鴾、桃花鳥、鴇)
。
サギ/鷺【さぎ】
[鳥]コウノトリ目(Ciconiiformes)サギ科(Ardeidae)の鳥の総称。世界各地に生息。
英語:ヘロン(heron)/イーグレット(egret)。
鷺を烏【さぎをからす】
[慣用句]白を黒というように、理不尽なこと強引に言い紛(マギ)らすこと。
「白いサギを明らかに違う黒いカラスだと言いくるめる」の意味。
類語:参照しかをさしてうまとなす(鹿を指して馬となす、鹿を指して馬と為す)、よこぐるま(横車)、よこがみやぶり(横紙破り)
。
シラサギ/白鷺【しらさぎ】
[鳥]コウノトリ目(Ciconiiformes)サギ科(Ardeidae)の鳥のうち、全身白色で、首の背に箕毛(ミノゲ)のある種類の総称。
日本では、ダイサギ・チュウサギ・コサギ・アマサギなど。
「はくろ(白鷺)」とも呼ぶ。
文字コード
「鷺」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+9DFA |
---|---|
JISX0213 | 1-26-77 |
戸籍統一文字番号 2 | 536270 |
住基ネット統一文字 | J+9DFA |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 12066 |
新大字典4 | 講談社 | 20593 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 15125 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 47362 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 13709 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「鷺」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 鷺の画数 :24画
- 鷺の部首 : 鳥
- 鷺の読み方:ロ・リョ・さぎ
- 鷺の意味 :さぎ/鳥のさぎ
ウサタロー