「殷」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

殷の画像

」は、殳部に属する漢字のひとつ。画数は10画(部首内画数:殳部6画)で構成され、古代中国の王朝といった意味をもつ。

漢字「殷」
字体
部首 殳【ほこ、ほこづくり】
画数 総画数 10画
部首内画数 殳部6画
読み 音読み アン
イン
訓読み あか()
おお()
さか()
にぎ(やか)
ねんご()
ゆた()
JIS漢字水準 JIS第2水準
漢字検定 漢検1級
学習レベル 大学/一般

書き順と読み方

殷の書き順《書き方》

動画形式
GIFアニメーション
書体
楷書《手書き書体 1/10画》

殷の読み方

インアン殷かゆたか殷ろねんごろ殷やかにぎやか殷んさかん殷いおおい殷いあかい

意味

意味と用例

殷とは

古代中国の王朝


殷【いん】
[中国語]Yin

  • [歴]中国の、実在の確認された最古の王朝。
    『史記』によれば、殷の始祖湯王(TangWang)(トウオウ)が夏(Xia)(カ)の桀王(JieWang)(ケツオウ)を討って王朝を開き、31代約600年間続き、紂王(ZhouWang)(チュウオウ)の時に周(Zhou)の武王(WuWang)に滅ぼされた。紀元前約1,600年から前1,027年ころと推測される。
    おおよそ黄河(HuangHe)の中下流一帯に拠った国で、黄河デルタの済水(Jishui)のほとりを中心として、初め亳(Bo)(ハク)(河南省偃師)に都を置いた。数度遷都したらしいが、磐庚(Pangeng)(バンコウ)のとき殷墟(Yinxu)(インキョ)(河南省安陽県)に移し、以後10代続いた。また、華中・華南から東南アジアまでも交易圏にあったことが考古学的に知られる。
    宗教的原始信仰にもとづく卜占(ボクセン)による政治(祭政一致)が行われ、甲骨(コウコツ)文字が使用された。甲骨文字の解読から、王権の強大さ、宗教的色彩の強い社会、氏族制や奴隷の存在が知られ、奴隷の「いけにえ」も行われていた。
    上流階級では青銅器が、一般には土器・木器・石器などが使用された。また、農業・牧畜・養蚕などもわかったが、未解決な点も多い。
    「商(Shang)(ショウ)」、「殷商(Yinshang)(インショウ)」とも呼ぶ。いんきょ(殷墟)、とうおう(湯王)、ちゅうおう(紂王)。
  • 部首と構成

    構成要素

    「殷」の漢字を、より小さな漢字パーツの集合体として表現する。

    • 㐆殳

    殳部【しゅぶ】

    殷の部首として【ほこ、ほこづくり、るまた】がある。殷は殳部6画に配列される。

    殳部の意味
     殴打、破壊、攻撃、刃のない戈

    語句

    関連語句

    殷【いん】

      [中国語]Yin

    • [歴]中国の、実在の確認された最古の王朝。
      『史記』によれば、殷の始祖湯王(TangWang)(トウオウ)が夏(Xia)(カ)の桀王(JieWang)(ケツオウ)を討って王朝を開き、31代約600年間続き、紂王(ZhouWang)(チュウオウ)の時に周(Zhou)の武王(WuWang)に滅ぼされた。紀元前約1,600年から前1,027年ころと推測される。
      おおよそ黄河(HuangHe)の中下流一帯に拠った国で、黄河デルタの済水(Jishui)のほとりを中心として、初め亳(Bo)(ハク)(河南省偃師)に都を置いた。数度遷都したらしいが、磐庚(Pangeng)(バンコウ)のとき殷墟(Yinxu)(インキョ)(河南省安陽県)に移し、以後10代続いた。また、華中・華南から東南アジアまでも交易圏にあったことが考古学的に知られる。
      宗教的原始信仰にもとづく卜占(ボクセン)による政治(祭政一致)が行われ、甲骨(コウコツ)文字が使用された。甲骨文字の解読から、王権の強大さ、宗教的色彩の強い社会、氏族制や奴隷の存在が知られ、奴隷の「いけにえ」も行われていた。
      上流階級では青銅器が、一般には土器・木器・石器などが使用された。また、農業・牧畜・養蚕などもわかったが、未解決な点も多い。
      「商(Shang)(ショウ)」、「殷商(Yinshang)(インショウ)」とも呼ぶ。いんきょ(殷墟)、とうおう(湯王)、ちゅうおう(紂王)。

    殷墟【いんきょ】

      [中国語]Yinxu

    • [歴]中国の古代王朝、殷(イン)の都城遺跡。
      現在の河南省(HenanSheng)(カナンショウ)安陽市(AnyangShi)安陽県(AnyangXian)の北西、小屯村にある(「三水」偏+「亘」:補助3926)水(Huanshui)(エンスイ)のほとりの地。
    • 殷墟文字
    • 1899年(明治32年)に文字を刻んだ亀甲獣骨が発見、羅振玉(LuoZhenyu)(ラ・シンギョク)・王国維(WangGuowei)(オウ・コクイ)らによって解読され、『書経(Shujing)』・『史記(Shiji)』に伝えられていた殷王朝の存在が実証された。
    • 1928年(昭和3年)から1936(昭和11)までに15回にわたり中華民国の学者董作賓(DongZuobin)(トウ・サクヒン)・李済(LiJi)らによって組織的に発掘が行われた。
      王墓・宮殿・水溝などの遺跡、甲骨・青銅器・利器・白陶・象牙や大理石の彫刻・子安貝など発掘遺物により、古代文化の研究は画期的躍進をとげた。いん(殷)、こうこつもじ(甲骨文字)。
    • 『史記』項羽本紀に「殷墟」の名が見える。

    文字

    文字コード

    「殷」の漢字を電子計算機上で取り扱うため、複数の文字規格が策定されている。各規格において固有の識別コード《文字コード》が「殷」の字に割り当てられる2

    「殷」の文字コード一覧
    Unicode / UCS 3 U+6BB7
    JISX0213 1-61-54
    戸籍統一文字番号 4 188520
    住基ネット統一文字 J+6BB7

    検字番号

    検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

    「殷」の検字番号一覧
    書籍 出版社 検字番号
    角川大字源5 角川書店 4723
    新大字典6 講談社 8007
    新潮日本語漢字辞典7 新潮社 5736
    大漢和辞典8 9 大修館書店 16627
    大漢語林10 大修館書店 5694

    辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検事番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

    まとめ

    「殷」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

    「殷」についての総括
    1. 殷の画数 :10画
    2. 殷の部首 : 殳
    3. 殷の読み方:イン,アン,ゆたか,ねんごろ,にぎやか,さかん,おおい,あかい
    4. 殷の意味 :古代中国の王朝
    以上で「殷」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

    ウサタロー

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