「冶」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、いる/溶かした金属で物をつくるなどの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、冫部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校卒業/大学/一般レベルの漢字とされる。

漢字「冶」
字体
読み 音読み
訓読み 《外》()
《外》(ける)
《外》なまめ(かしい)
部首 冫部
画数 総画数 7画
部首内画数 冫部5画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検2級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

冶_書き方
冶の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、冶かしいなまめかしい冶けるとける冶るいるの4種の読み方が存在する。

意味

いる/溶かした金属で物をつくる

熟語

冶具/治具【やぐ】

[英語]jig

[俗][機]ジグの誤称。
じぐ(ジグ、冶具、治具)

冶具/治具【ちぐ】

[英語]jig

[俗][機]ジグの誤称。
じぐ(ジグ、冶具、治具)

玄冶店【げんやだな】

[劇]歌舞伎脚本『与話情浮名横櫛(ヨワナサケウキナノヨコグシ)』四幕目源氏店妾宅のゆすりの場の俗称。
「玄冶店」から「玄治店」、さらに「源氏店」と言い換えたもの。
芝居は「玄冶店」ではなく、幕府への遠慮から鎌倉雪の下源氏店として上演されたもの。

鍛冶【かじ】

[冶]金属を加熱して打ち鍛(キタ)え、いろいろの器具を作ること。鍛金(タンキン)すること。
英語:スミサリー(smithery)。

鍛冶橋【かじばし】

[歴]江戸城の外濠の外郭門とその橋。1609年(慶長14年)完成。なかまちぶぎょうしょ(中町奉行所)。

文字コード

「冶」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「冶」の文字コード一覧
Unicode 1 U+51B6
JISX0213 1-44-74
戸籍統一文字番号 2 019380
住基ネット統一文字 J+51B6

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「冶」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 610
新大字典4 講談社 1047
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 777
大漢和辞典6 7 大修館書店 1621
大漢語林8 大修館書店 763

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「冶」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「冶」についての総括
  1. 冶の画数 :7画
  2. 冶の部首 : 冫
  3. 冶の読み方:ヤ・なまめかしい・とける・いる
  4. 冶の意味 :いる/溶かした金属で物をつくる
以上で「冶」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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