「処」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「處」については「處(漢字)」をご覧ください。

とは、ところ/場所/場などの意味をもつ漢字。5画の画数をもち、几部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「処」
字体
読み 音読み ショ
《外》
訓読み 《外》()
《外》()
《外》ところ
部首 几部
画数 総画数 5画
部首内画数 几部3画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検5級
日本語能力検定 JLPT N3
異体字「處」
字体
画数 11画
Unicode U+8655
JISX0213 1-49-61

書き方・読み方

書き方

処_書き方
処の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ショところ処るおる処くおくの5種の読み方が存在する。

意味

  1. ところ。場所。。類義語:「処処・居処・各処・随処」
  2. 世間ににいる。「処士・処女」
  3. ある場所にまる。む。生活する。「処世・出処進退」
  4. しかるべくめる。く。「処刑・処断・処置・処罰・処分・処方・処務・処理・区処・善処・対処」

熟語

四字熟語

「処」の漢字を語中にもつ四字熟語5種を表にまとめる。

「処」が入る四字熟語
安常処順あんじょうしょじゅん 出処進退しゅっしょしんたい 処女脱兎しょじょだっと
善後処置ぜんごしょち 大処着墨たいしょちゃくぼく

処暑【しょしょ】

[暦]二十四節気の一つ。立秋(リッシュウ)と白露(ハクロ)の間。
陰暦七月(7月)中旬。

其所/其処【そこ】

話し手が「それ」と指せる場所。
話題を提示する言葉。その点。

古処山【こしょざん】

[Romaji]KoshoSan

[地]福岡県中央部、三郡山地(サングンサンチ)南部の山。標高860メートル。
甘木市(アマギシ)と嘉穂郡(カホグン)嘉穂町(カホマチ)の境にあり、筑後川県立自然公園に属する。

二念処【にねんじょ】

[仏]さんねんじょ(三念処)

彼所/彼処【あそこ】

自分からも相手からも遠い場所。
あの場所。
「あすこ」、「かしこ」とも呼ぶ。

文字コード

「処」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「処」の文字コード一覧
Unicode 1 U+51E6
JISX0213 1-29-72
戸籍統一文字番号 2 020660
住基ネット統一文字 J+51E6

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「処」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 638
新大字典4 講談社 1084
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 806
大漢和辞典6 7 大修館書店 1745
大漢語林8 大修館書店 796

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第6学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「処」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「処」についての総括
  1. 処の画数 :5画
  2. 処の部首 : 几
  3. 処の読み方:ソ・ショ・ところ・おる・おく
  4. 処の意味 :ところ/場所/場
以上で「処」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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