「勧」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「勸」については「勸(漢字)」をご覧ください。

とは、すすめる/励ます/教え導くなどの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、力部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「勧」
字体
読み 音読み カン
《外》ケン
訓読み すす(める)
部首 力部
画数 総画数 13画
部首内画数 力部11画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検4級
日本語能力検定 JLPT N1
異体字「勸」
字体
画数 19画
Unicode U+52F8
JISX0213 1-50-16

書き方・読み方

書き方

勧_書き方
勧の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ケンカン勧めるすすめるの3種の読み方が存在する。

意味

  1. すすめる。ます。く。「勧誘・勧業・勧工・勧奨・勧化(かんげ)・勧進・勧請・勧賞・勧戒・勧善懲悪」

熟語

四字熟語

「勧」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

「勧」が入る四字熟語
勧善懲悪かんぜんちょうあく

勧化【かんげ】

勧進のこと。
かんじん(勧進)

勧進【かんじん】

[仏]衆生(シュジョウ)を教化(キョウケ)し、勧めて仏道に入らせること。
「勧化(カンゲ)」とも呼ぶ。
[仏]寺の建物や仏像の建立・修繕のため、信者に金品の寄進を勧めること。

一勧【いちかん】

[古][経]第一勧業銀行の略称。
だいいちかんぎょうぎんこう(第一勧業銀行)

勧進帳【かんじんちょう】

[仏]社寺・仏像の建立・修繕などの勧進の趣旨を書いた文書。
[劇]歌舞伎十八番の一つ。
源義経(ヨシツネ)らが山伏(ヤマブシ)姿で奥州に落ち延びる途中、安宅関(アタカノセキ)(石川県小松市)で関守富樫左衛門の厳しい詮議(センギ)に遭遇。

日本勧業銀行【にほんかんぎょうぎんこう】

[歴][経]農工業育成のための資金融通を目的とする特殊銀行。
略称は「勧銀」、「勧業銀行」。1896年(明治29年)創立。

文字コード

「勧」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「勧」の文字コード一覧
Unicode 1 U+52E7
JISX0213 1-20-11
戸籍統一文字番号 2 028270
住基ネット統一文字 J+52E7

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「勧」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 828
新大字典4 講談社 1355
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 1022
大漢和辞典6 7 大修館書店 2433
大漢語林8 大修館書店 1011

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「勧」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「勧」についての総括
  1. 勧の画数 :13画
  2. 勧の部首 : 力
  3. 勧の読み方:ケン・カン・すすめる
  4. 勧の意味 :すすめる/励ます/教え導く
以上で「勧」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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