「匈」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、ハンガリーのこと/異民族の名/むねなどの意味をもつ漢字。6画の画数をもち、勹部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

漢字「匈」
字体
読み 音読み キョウ
訓読み むね
わる()
部首 勹部
画数 総画数 6画
部首内画数 勹部4画
JIS漢字水準 JIS第2水準
漢字検定 漢検1級

書き方・読み方

書き方

匈_書き方
匈の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、キョウ匈いわるいむねの4種の読み方が存在する。

意味

ハンガリーのこと/異民族の名/むね

熟語

匈奴【きょうど】

[中国語]Xiongnu、[英語]theXiongnu/Xiongnutribes

[歴]紀元前4世紀~紀元後1世紀、モンゴル高原で活躍した遊牧騎馬民族。
前漢の武帝が烏孫(Wusun)(ウソン)と同盟し、衛青(WeiQing)・霍去病(HuoQubing)(カク・キョヘイ)らを出征して河西回廊(Hexihuilang)を占領する。
しだいに衰退し、紀元前1世紀半ば(BC.54)内紛により東匈奴と西匈奴に分裂。

フン/匈【ふん】

[英語]theHuns

[歴]ふんぞく(フン族、匈族)

フン族/匈族【ふんぞく】

[英語]HunTribe/theHuns

[歴]4世紀末~5世紀、ヨーロッパに侵入したアジア内陸のステップ地帯の遊牧騎馬民族。
西進して、375年黒海北岸の東ゴート族を征服し、ドナウ川下流の西ゴート族を破り、民族大移動の原因を作る。
5世紀前半のアッチラ(Attila)王のときに全盛となり大帝国を築くが、451年6月フランス北部のカタラウヌムの戦い(BattleofCatalaunianFields)で西ヨーロッパ諸民族連合軍に撃退されてドナウ川上流域(ハンガリー)に後退。

ハンガリー/洪牙利/匈牙利【はんがりー】

Hungary(フン族の国)

東ヨーロッパ中部の共和国。
首都はブダペスト(Budapest)。
使用言語はマジャール語(ハンガリー語)。

文字コード

「匈」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「匈」の文字コード一覧
Unicode 1 U+5308
JISX0213 1-50-19
戸籍統一文字番号 2 029190
住基ネット統一文字 J+5308

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「匈」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 858
新大字典4 講談社 1394
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 1054
大漢和辞典6 7 大修館書店 2512
大漢語林8 大修館書店 1041

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

まとめ

「匈」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「匈」についての総括
  1. 匈の画数 :6画
  2. 匈の部首 : 勹
  3. 匈の読み方:ク・キョウ・わるい・むね
  4. 匈の意味 :ハンガリーのこと/異民族の名/むね
以上で「匈」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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