「北」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

北とは、きた／きたの方角などの意味をもつ漢字。5画の画数をもち、匕部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『北』の字には少なくとも、北ホク・ 北ヘ・ 北ハイ・ 北げるにげる・ 北くそむく・ 北きたの6種の読み方が存在する。

意味

1. きた。きたの方角。対義語：南
   • ホク。「北緯・北極・北上・北西・北端・北朝・北狄(ほくてき)・北都・北東・北方・北部・北面・北洋・以北・最北・南北」
   • きた。「北風・北国」
2. にげる。背を向けて逃げる。敗けて逃げ出す。
   • ホク。「敗北」

北の用法：四夷

四夷【しい】とは、《中国》漢民族以外の異民族を指す蔑称。 夷狄いてき・夷狄戎蛮いてきじゅうばんとも。

北の用法：五方

五方【ごほう】とは、五つの方角。東西南北の方位に中央が加わる。五行に通ずる。

北の用法：北海道(行政区画)

北海道(行政区画)【ほっかいどう】とは、明治時代以降における地域区分および行政区画の一つ。五畿八道の一道に数えられる。
現在の北海道の名の由来であり、当時の十州島(北海道本島)および千島列島地域を含む。
過去は蝦夷地、北州とも呼ばれていた。

北の用法：北陸道(行政区画)

北陸道(行政区画)【ほくりくどう】とは、飛鳥時代以降における地域区分および行政区画の一つ。五畿七道の一道に数えられる。
現在の新潟県、富山県、石川県、福井県にまたがる地域をさす。

熟語

四字熟語

「北」の漢字を語中にもつ四字熟語9種を表にまとめる。

北【にし】

[Romaji]nishi

(沖縄方言で)北(キタ)。ふぇー(南)。
沖縄で「西(ニシ)」は「いり(西)」と呼ぶ。

北【きた】

方角の一つ。日の出る方に向って左の方角。
十二支を配するときは子(ネ)の方位。

北区【きたく】

[Romaji]KitaKu

北海道札幌市の区。
東京都北東部の区。二三区(ニジュウサンク)の一つ。

河北【かほく】

[Romaji]Kahoku

北魏【ほくぎ】

[中国語]BeiWei／Beiwei、[英語]NorthernWei

文字コード

「北」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「北」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。